三国志に学ぶ
三国志で有名な人物と言えば魏の曹操、蜀の劉備、呉の孫権ですが、最も人気が高いのは天才軍師・諸葛良孔明なのではないでしょうか?
そもそも三国志は西暦200年頃の話なので日本でいうと弥生時代にあたる時代ですね。
その頃に、魏、呉、蜀の三国が権力争いをする様を描いたのが三国志なのですが、現代でも三国志から学ぶことってめちゃくちゃ多いんです。
冒頭の諸葛良孔明の有名なエピソードに「三顧の礼」というものがあります。
当時、既に名を挙げていた劉備がまだ20代の諸葛良孔明を自分の仲間に引き入れる為に三度訪問して例を尽くしたことがこの故事成語の由来です。
目上の者が格下の者に対して三度も訪ねてお願いをする、これは実は日本でも豊臣秀吉が竹中重治という軍師を迎える時に「三顧の礼」に倣って1何度も足を運んで仲間に引き入れたという逸話が残っています。
豊臣秀吉が参考にした故事成語なんですから、今の時代にも役に立たないわけがないですよね。
現代でも優秀な人材と手を組みたい人は多いと思いますが、一度断られたくらいで諦めていてはダメだという事です。
話を戻すと、諸葛良孔明は訪ねてきた劉備に対して「天下三分の計」という作戦を授けます。
その作戦とは
・当時圧倒的に支配力の強かった魏の曹操に対して劉備はある程度の力があったとはいえ、まともに戦うのは分が悪い。
・そこで、まだ明確な統治者がいなかった蜀をまずまとめてから、呉の孫権と手を組む。
・孫権と手を組めば曹操を倒せる軍勢が手に入るので、そこで曹操を倒してから孫権を倒せば三国を統一できる
というものです。
その後、映画「レッドクリフ」でも有名な「赤壁の戦い」に突入するわけなんですがそこで見事、蜀と呉が手を組んで魏軍に勝利するんですね。
最終的に三国志は復活した魏が勝って次の時代に移るんですが、諸葛良孔明の「天下三分の計」は非常に実現性の高い戦略として現代のビジネスでも活用されています。
現代でそれを最も感じたのはコンビニ業界です。
現在、業界No.1はセブンイレブンですが、ファミリーマートがam.pmやサークルKを吸収して破竹の勢いでシェアを伸ばしています。
No.1のセブンイレブンを倒すために独力で頑張るだけではなくて、まず手を組める地方の企業を選定して一気にシェアを広げているんですね。
まだまだセブンイレブンのシェアは大きいですが、いつか天下三分の計によってファミリーマートがコンビニ業界のトップに躍り出る日が来るかもしれないですね。
ではまた!
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