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高温

9月も近いというのに暑い日が続いている。

1日の最高気温が35度を超えると猛暑日ということになる。連日猛暑日なんていう夏も過去にはあったと記憶している。


連日猛暑日にせまるような暑さが事前に予想されるとき、高温注意情報というものが気象庁から発表される。

猛暑に加えて高温という言い回しまででてくると、夏の暑さも災害レベルで警戒しないといけないということだろう。

実際、毎年熱中症の患者数が連日報道されることが多い。熱中症は重症化すると命に関わる。非常に危険な状態である。


熱中症は対策をきちんと行えば防げる。先ほど書いた高温注意情報もそうだが、環境省も熱中症警戒情報アラートというものを発表している。その他にも様々な媒体から、熱中症に注意するための情報が出されている。

情報は増えているのだが、熱中症の患者の減少にはなかなか結び付いていないような印象がある。


情報の量より気温との相関関係が強いのではないか。気温が高いほど熱中症の患者が多くなる。夏の平均気温が低ければ熱中症の患者が抑えられるということである。


熱中症に対する様々な事前情報について、我々の行動変容にどれだけ影響を与えているのか。

屋外での運動は控えるようにという情報が出た場合、子供達の部活動を始めとした課外活動が全て中止になることはほとんどないだろう。夏の時期は学校が休みになることもあり、様々な大会が行われる。代表的なのが高校野球の全国大会でもある甲子園である。

熱中症は高齢者の割合が多いとされている。暑さを感じにくいということがあるようだ。

暑さというのは目に見えるものではないのが怖いところでもある。感覚に頼らざるを得ない。気づいた時には熱中症を発症してしまうこともあるだろう。


事前の情報はたくさん出ているのでこれを使わない手はない。命の危機にさらされる前に自分でしっかり身を守りたい。