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【Concept#1】垂幅
二次元の紙の上から下に、赤い帯がスーッと流れる事にして、それをベースに表現できる事とか、モチーフとの組み合わせとかをやったイラストです。
垂幅のルール
1. 赤い帯は一定の幅で画面の上から下まで垂直に流れていく
2. 赤い帯はモチーフに触れると、その頂点で2つに分割される
3. 分割された赤い帯は、その幅を保ってモチーフに触れながら流れていく
このルールを原則として、モチーフのサイズや形状、配置の仕方などを変える事によって、赤い帯とモチーフの関係性について、いくつかのパターンを考えてみました
そこからモチーフとして、オブジェクトの考え方を転用したり、具象的な絵柄を用いたりしてみて、赤い帯についても原則を踏まえつつ、ちょい遊びの表現とか考えて、3つのバリエーションを検討
・上から下という表現を、空から地面に置き換えて、自然を平面化。山と影、空に鳥、雨と傘、地面に池、池に魚、さらに深い蟻の巣。
・垂幅のルールに平行して重力を表す赤い玉(重力玉)を配置
・重力玉と赤い帯の対比、重量玉は支えに乗るが赤い帯は流れる
・抽象的モチーフの具象化。黒三角、重力玉、赤い帯は、山、太陽、赤い池に。赤い帯は青い帯に。
・木と影、鳥と折れる長方形、信号と人のアナロジー
・赤い帯はどのように分割されていくのか、様々なオブジェクトの形状と赤い帯の流れ方をケミカルのモチーフに具象化して図案化
・赤い帯が三角形に分割される場合、分割されずにモチーフの側面を沿う場合、赤い帯がモチーフの中で滞留してとどまる場合
・イラストと実物、平面と奥行き、枠内と枠外
・虫眼鏡と丸い穴、立方体と六角形の穴、大きい三角形と小さい三角形のアナロジー
・赤い帯のバリエーション、ワインとワインじみ、横から見た液だれ、壁面を流れる赤い帯。
Gyazai Gyozo