三つ星

私はオリオン座を見ると昔から何となく怖い。
特にオリオンベルトと言われる三つの星がほぼ均等に並んでいることが怖かった。近い距離で並びあう、あの作られたような均等さ。よく見れば他の星もそうであるにも関わらず、何故かあの星たちが特別怖かった。ずっと見ていると、見られているような、勝手に追われているような妙な気分になる。


先日シリウスについてまとめていたら、次の日の夢の中である人が私が受けていた試験は19太陽のカードで、アルニラムだという助言をくれた。


そういえば、あの夢をみた期間に三つ星の一つに食べられる夢を見た。
正確には、打ち上げ花火のような光景を見ていたら、三つ星が現れ儀式が行われた後、巨大な一つの星が宇宙空間で衝突してきた。
起きがけに綺麗なエメラルドグリーンの鳥が三つのコオロギのうちの半透明の者を食べていたという夢だ。きっと、三分節でいう真ん中の部分なのではないかと思った。

三という数字はわかりやすい。
ある夢では、部屋に3つ布団が敷かれてあり、母と姉と3人で寝るという設定だった。いつも私は真ん中のピンク色の布団で寝ていたが、新たなスピーカーが届いた日、姉が寝ていた右端の水色の布団で寝ることになった。
その後、天使のようなものがやってきて、気がつくと友達らしき人と手を繋いで廊下を歩いていた。
会社が入っているビルのような所だったが、トイレの個室をみるといつもより巨大で会う人もみな私よりも巨大だった。

カフェで男の人と会う約束をしていた。
私ともう一人は手を繋いだままカフェに行き、椅子に座る時十字の形に重なった。
いつの間にか私たちには網がかかってあり1人は横に真っ直ぐ向き、もう1人(私)は男の人と向き合う形で対面した。どちらの意識も私だったが、体感として不思議な体験だった。
たぶん、これは並行世界のことだと思う。上からは2人合わせて一つに見えるのではないか。


最近、ずっとハートチャクラの事を考えていた。前に金星で爆破された残骸を見てから、直接的に理解出来ないことばかりなのだと実感した。
いまの自分の形では理解することに限界があるような、そんな気分になった。宇宙に意識を向けるほどそのような体験をする。
私がいる水槽の世界ではダイレクトに理解することが出来ないということかもしれない。
何かと混ざりあっていると行けない場所があるのだと思う。
いまはプラスチックの容器の中にいるのだ。プラスチックの箱は青空と似ている。


青空はどこか物足りない。
特に快晴の、雲一つない空を見ると、小学校のプールを思い出す。水の中もどこまでも青一色だったが、幼い頃は混ざり合うことに憧れていた。
でも、ある時期から空にはもっと他の色が散りばめられてもいいような気がしてきた。

私は今の青空も水槽の世界も嫌いではないし、起こる意識を否定することは出来ないけれど、時々、水槽の水を調整せねばならないと感じる時がある。

ある夢でドゥーベが水槽の水を深い森の中に捨てていた。少しだけ、水を調整したのだと思う。
きっと水槽の世界に至るにはあらゆる意識の戦争があったと思う。これはたぶん、融合だったと思う。現代の戦争や愛などとは意味合いが違うかもしれない。

融合することは元の意識を溶かすことなので、今はまた壊して熱を加え固めている最中なのかもしれない。
ガラス細工でも作っているような感じだ。

昔、カイロに行ったらハートチャクラが閉じてると言われたことがある。仕事を辞めようとしていた時期だったのであらゆることから離れたかったのかもしれない。
そういう時は、一度閉じるしかないのではないかと思う。
その後、結構お金のかかりそうなセミナーに誘われたが何故そんな話をされたのかはよくわからなかった。
きっと、人によって開かれる場所も見える世界も違うはずだ。
なので、診断なども気休め程度と思うと良かったのかもしれない。
夢の世界に行くと浄化されていくのは、本来の意識に近づいていくからかもしれない。そして、このままではいけないと目覚めた後に思うのだ。


オリオン三つ星の断片を初めて夢で認識したのは、高校の門の前で3人の女性に舌打ちされた時だった。目が会うたび舌打ちしてくる女たちがいた。
女たちと同じクラスで授業を受けた時、クジラの腹の中で病気になったものが10いるという問題が出た。
端の生徒から順番に当てられていき、みんなオシリスやらイシスやらと答えていったが、私は何も分からないので当てられたくないと思っていた。いま考えると、惑星のことだったかもしれない。全惑星意識になれということだったかもしれないし、あるいは12のうちの10の話だったかもしれない。

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