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setoshohei
刀剣から見る日本の歴史~ことわざ編~
現在の日本にも、武士だったころの面影がまだまだ残っています!
意識していなかったけど、確かにというものが数多くあると思います。さっそく見ていきます!
抜き打ち
本来抜き打ちとは、居合の様に刀剣を鞘から抜いて切りかかることなので、転じて予告なしで行われることを意味します
折り紙付き
物の品質や価値が保証されていることを指しますが、刀剣の鑑定書が折紙として刀剣についていたことから、現在の意味で使われるようになったのです。
土壇場
補足:土壇場とは、罪人の処刑や、首のない胴体を使って、刀剣の試し切りをした場所(土壇)のこと。転じて、現在では土壇に上げられたような絶体絶命の状況にあること、もうあとがないことを指す言葉
諸刃の剣
諸刃の剣は、相手に刃を向けて切ろうとすると、自分にも刃が向いているため、同じように自分自身も傷付けてしまう可能性があることから。役立つけど自分も傷つくかもよ
反りが合わない
日本刀の鞘は、刀の反りに合わせて作られている。反りが合わないと、うまく収まらない、相性が悪いことから
助太刀・伝家の宝刀などもそうですね!
番外編:左側通行
侍は刀を左腰に差す決まりがありました。そんな中、他人と日本刀が触れてしまった場合は非礼にあたり、もめごとの原因になるため、当たりにくいよう左側通行となりました。
必ず刀は左腰にということでしたので、左利きは強制的に右利きに直されました。
右利きに矯正するのは武士文化の名残と言われています。