No.03 今週一週間何やった?北欧一人暮らしの日々の記録。 【week 44, 2024】
今週の投稿Vlog
少し投稿に間が空いてしまったのだけれど、2ヶ月ぶり(?)ほどにVlogの投稿を再開。今週は少し頑張って2本投稿。
よろしければ、ご覧ください。
日常生活あれこれ
冬時間の始まり
EU圏では10月の最後の日曜日に時計の針が1時間巻き戻る。
いわゆる冬時間の始まりである。
ただ、iPhoneやPCの時計は自動で巻き戻るし、特別なイベントがあるわけでもないので、30年もそういうものと無縁の文化圏で暮らしてきた身からすると数年暮らした所でなかなかなれるものでは無い。
今年もすっかり忘れていて月曜日の夕方に同僚との会話で、この話題が出てくるまで、時間が巻き戻っていることに気づきもしなかった。なるほど通りで、前日の夜4時すぎまで寝付けなかったのに、朝寝過ごさなかったわけだと一人納得したのである。
オーロラ撮影
先週末に続き、今週の月曜日にも強いオーロラが現れた。ここ数年は太陽活動度が高く、それに伴ってオーロラの活動も活発である。
実は我が家では家の中からでもオーロラは見えるのだが、久しぶりにカメラを担いで近くの空き地でオーロラ撮影を行った。ここのところは気温も比較的温暖で、積もっていた雪も溶け切ってしまうほどだったので、さほど備えもせずに出かけたのだが、やはり氷点下の気温の中で小一時間も外にいるとそれなりに身体が冷えてくるものである。
ただ、久しぶりに遮蔽物なしに全天を仰いでみたオーロラはなかなかのものだったので、甲斐はあったかなと。
ハロウィン
木曜日はハロウィンだった。スウェーデンではハロウィンを祝うのはさほど主流では無いらしいのだが、それでもやはりキリスト教国家ということで祝う人もそれなりにはいるらしい(もちろんハロウィンは元々はキリスト教の行事ではないが、カトリックの"諸聖人/諸魂の日"と結びついてキリスト教文化圏で広く受け入れられている)。
うちの近所でも仮装してお菓子を貰いに家を回っている子供達の集団を何組か見かけた。仮装といってもローブを羽織ったり、耳や尻尾をつけたりという程度の可愛いものである。そういえば、男の子は一人も見かけなかったな。やはり仮装するという行為は女の子にとって、より魅力的なもののだろうか。
さて、私はキリスト教信者でもなければケルト教信者でもないが、せっかくなのでハロウィンの本場アイルランド料理を作って楽しんだ。
諸聖人/諸魂の日
この週末、11月2日、3日は諸聖人/諸魂の日だったので、我が家でも蝋燭の火を灯した。
"諸聖人の日"というのはキリスト教カトリック教会の祝日で、全ての聖人と殉教者を記念する日である。プロテスタント教会では聖人崇拝が禁じられたため、多くのプロテスタント諸国では廃れてしまった行事だが、プロテスタント諸国の一つであるスウェーデン(現在のスウェーデン人の7割以上がルター派のスウェーデン国教会の信徒らしい)では、あくまで亡くなった人々のために祈る日として今も人々の生活に根付いている。ちなみにスウェーデン語では諸聖人の日、諸魂の日はそれぞれ"Alla helgons dag"、"Alla själars dag"いう。
正直、キリスト教にそれほど詳しいわけではないので、厳密なところはよくわからないのだけれど、スウェーデンではたとえばJul(スウェーデンのクリスマス)の
前に非常に重要な行事として聖ルシア(Sancta Lucia)を記念する聖ルシア祭があったり、他にも聖ビルギッタ(スウェーデンのビルギッタ:Heliga Birgitta)など多くの聖人がおり、彼らをかなり特別視しているようにも思えるのだが、特別視と崇拝は違うものなのかな…。
とりあえず、スウェーデン国教会によると、あくまでキリストの愛の前には全ての人が聖であり、聖人であろうと普通の信徒であろうと平等であり、歴史的には諸聖人の日、諸魂の日と区別されてきたが、そこに神学的な区別はない、という感じの話のようで。なので、形式として諸聖人の日、諸魂の日という呼称が残っている…といいう感じなのかな。
ちなみに、スウェーデンでは"諸聖人の日"は移動型の休日で、10月31日から11月6日の間の土曜日に、"諸魂の日"はその翌日の日曜日とされる。先述の通り、スウェーデンではどちらの日も亡くなった人を悼み、祈る日なので、多くのスウェーデン人たちはこの週末に家族で集まって墓地へと訪れ、墓前に蝋燭の火を灯します。
こちらでは祖霊が帰ってくるっという考えはないのだけれど、日本でいうお盆に近い習慣と言ってもいいのかな。
我が家の蝋燭は亡くなった愛犬たちのためのもの。幸い我が両親は健在で、近しい人をまだ亡くしていない。祖先たちには日本のお盆の方が馴染みあるだろうから、彼らの分の火はこちらでは灯さない。
今週の夕食
その他の料理はInstagramおよびXにて投稿しています。
語学学習関連
英語 : IELT対策開始
まさかこの歳になって資格試験を受けることになるとは思ってもみなかったが、仕事の関係でEnglish proficiency testを受ける必要が出てきた。とりあえず、日本でも人気なTOEFL、TOEICなどいくつかの試験があるようだが、今回はヨーロッパ圏ではそれらよりもより認知されていると聞くIELTSを受験することに決めた。
とりあえず、年末までに受験しなくてはならないので時間の猶予はあまりない。こういった試験は地力に加えて、それぞれの試験形式に対応した技術や戦略というものも要求される。何せ、こちらはIELTSがどういった試験なのかはもちろん、つい先日までその名前すら聞いたことがないくらいだったのだ。急いで対策を進めていかなくてはならない。
とりあえず、amason.seで注文した公式過去問などIELTS対策用の教材が届いたので、早速取り掛かってみた。
当然、本業の仕事もあるので時間を作るのもそれなりに大変なのだが、気持ちの余裕を作るためにも、なるべく早く一通り目を通したい。
今週のIELTS対策
スピーキングの教材はまだ届いていないので、とりあえずその他3技能の対策から。教材としてはCollinsのEnglish for Exams シリーズを使っている。
できれば一日に各1セクションずつ進めたかったのだが、思いの外分量が多くて予定より少し、遅れ目。それにしてもこのシリーズ、ちょこちょこ誤植があるなぁ。
単語は多くの受験生がお勧めしているらしい『実践IELTS英単語3500』を選択。普段から英語を使っていることもあり、基礎単語は大体頭に入っているので、最難度の単語から始める。単語は短期間に繰り返さないと身につかないので、まずは早足で詰めんでいく。一日200単語を目標にして、設定した時間内に終えられない場合は100単語以上で許容する。とりあえず、今週は1000単語終了。ただし、まだ使いこなせるレベルではもちろんないので、日々反復しながら定着させていく。
輪読 : 『赤毛のアン』
『赤毛のアン』シリーズの第一巻『Anne of Green Gables』の輪読資料づく入りは、今週はChapter 1のParagraph 6~9まで。
登場人物の"セリフ"が出始め、いよいよ物語の最重要人物の一人であるマリラの登場も近い。