【実食】ピアノ練習用アプリ「ピアノ教室のおと」
アンドレ・ギャニオン「めぐり逢い」
完成したアプリを使って、早速、新しい曲に取り組み始めた。アンドレ・ギャニオンの「めぐり逢い」。いい曲。
レッスンは動画2本構成で、2本目が、なかなか難しい(1本目も難しいけど)。
アプリの改良点・気付き
iPadに表示して、横向きで譜面台に置いて使う想定だったが、それだと2小節分くらいしか見えない。少し縦方向を圧縮し、自動スクロールの具合も調整した。
また、縦置きで使う場合は、88鍵すべてを表示すると狭くて見にくい。そこで、使わない鍵盤を隠すモードを追加した。中央の「ド(赤丸の印のキー)」をタッチすると、フルモードと鍵盤少なめモードが切り替わる。
分かっていたことだが、自動スクロール機能は、ビミョーな感じだ。奏者(私)は一定のテンポで弾けるわけじゃないので、スクロールスピードが、時には早すぎ、時には遅すぎる。簡単に実現できそうな改良策が思い浮かばない。
もう一つ。このアプリを使って弾いても、あまり暗譜には役立たない。やはり暗譜するには、脳ミソにストレスを与える作業が必要だ。これは、カシオの鍵盤が光るキーボードを試したときも感じたことだが、ただ光を追いかけてるだけだと脳ミソが働いてないので、光が消えた途端に何も弾けなくなる(もちろん、弾いている間は楽しいし、指の動きに慣れる効果もあるので、無駄と言っているわけではない)。
データ入力
課題だったデータ入力(レッスンメモ作成)は、やはりプログラミングや、テキストエディタに慣れた人でないと厳しいと思う。繰り返し動画を見ながら、鍵盤の位置を数値に脳内変換(真ん中の「ド」が60、1オクターブ下が48、などなど)して、ファイルに入力していく感じ。仕様も公開してないので、いまのとこ私にしかできない。
そんなわけで、自分のために追加した機能が、
・音が鳴るようにする
・Excelで入力して、それをレッスンメモ形式に変換できるようにする
の2つ。
音を鳴らすにはブラウザのサポートが必要なので、どんな環境でも安定して鳴らせるわけじゃないけど、データの誤入力を見つけやすくなるので助かる。
また、Excelなら、鍵盤の位置に指番号を入力するだけなので、比較的ラクだ(Excel操作の腕次第だが…)。
趣味のピアノ
私は、本来なら学ぶべき基礎や理論をすっ飛ばして、弾きたい曲だけを楽しく弾けるようになればいい(最小限の努力で最大の効果、みたいな?)、というスタンスでピアノを練習している。後々の何か(発表会とか)のために弾いているわけじゃないし、1日1時間程度なので、練習というより、弾いているときは全て本番みたいなものだ。
そんな私にとって、「むつこピアノ教室」チャンネルは、ユルさ加減がちょうど良い感じ。私と似たようなスタンスの視聴者は多いと推測するが、それでも、求めるものは人それぞれなので、1つの動画でそんなニーズに応えるのは大変だろうと思う。しかし、ぜひ続けて欲しい。
約2年前に電子ピアノを買って以来、悲愴の第2楽章を自力で譜読みしながら、ぼちぼち弾けるようになってきた。うまく弾けたときは、脳からアルファー波が出てるような気がして気持ちがいい。でも譜読みは辛くて、新しい小節へ進む意欲をかき集めるのが大変だった。
そんなとき、「むつこピアノ教室」に出会い、なんとか月光の第1楽章を暗譜した。悲愴の第2楽章の動画もアップしてくれているので、これも継続して取り組み中。めぐり逢いや、月の光、パッヘルベルのカノンも弾けるようになりたい。
アプリ作成もひと段落したし、レッスンメモも貯まってきた。さっ、あとは弾くだけ。