人間関係の縮図?〜2:6:2の法則と、心地よい距離感〜



こんにちは!ギュポムスです。数年ぶりに献血に行ってきました。モバイルバッテリーがもらえるキャンペーンに惹かれたのが正直なところですが、人の役に立てるというのはやはり嬉しいですね。その足で、施設の土曜開所に参加してきました。前回に続き今回もとても楽しく、充実した時間を過ごせました。

支援員2人と私を含めた利用者3人、合計5名での活動。メンバー全員が好きですし、色々な話ができました。みんな素敵な人たちで、それぞれの良いところを見つけられたのが良かったです。特に、誰のことも悪く言わないのが素晴らしい。最近、同時期に入った利用者の方から「ギュポムスさんは、我慢強いですね」と言われたのが印象的でした。「メンタルが強い」と言われたことはありましたが、「我慢強い」というのは初めてで、新鮮な気持ちでした。今日のメンバーも悪口を言わないので、神経質な私でも安心して話せたのが大きかったです。人の悪口を聞くと、どうしても気持ちが沈んでしまうことがあるので。

人間関係の普遍的な法則?〜2:6:2の法則との出会い〜

さて、本題です。昨年、就労支援移行の場で、喫煙所での何気ない会話から「2:6:2の法則」を知りました。

この法則は、人間関係における普遍的な縮図のようなもので、ある行動に対して、

  • 2割の人(支持者): 無条件に好感を持ってくれる。何をしても褒めてくれる、応援してくれるような存在。

  • 6割の人(中立者): 行動によって態度が変わり、良い行動には好意的、悪い行動には不満を持つ。例えば、仕事で成果を出せば褒めてくれるけれど、ミスをすれば注意してくる、といったように状況によって評価が変わる人たち。

  • 残りの2割の人(批判者): どんな行動を取っても否定的に感じる。何をしても文句を言ったり、批判したりするような存在。

というものです。

この法則を知った当初は、残酷だと思いました。「全ての人と仲良くできる方法があるのではないか?」と理想を抱いていたからです。しかし、1年間意識して過ごしてみるうちに、それは現実的ではないと痛感しました。以前、毎日一緒に過ごすことが苦痛になった人もいました。常に誰かの悪口を言っていたり、人の欠点ばかり指摘するような人で、一緒にいると心が疲弊してしまいました。そういった経験から、職場では相手のプライベートには深入りせず、適度な距離感を保つように心がけています。

今日の気づき:心地よい距離感と「6割のポジション」

しかし、今日10時30分から12時までみんなで話をしていて、この2:6:2の法則でいうところの「どちらでもない6割」のポジションの人たちといる方が、自分は楽なのではないかと強く感じました。他の利用者の悩みを支援員が的確に答えているのを、私は後半は傍観者のように相槌を打ちながら聞いていましたが、改めて支援員の傾聴力や問題解決能力の高さに感銘を受けました。この「6割」の人たちというのは、適度な距離感を保ちつつ、良いところは認め、必要な時には建設的な意見をくれる、そんな存在なのだと思います。無理に迎合する必要もなく、自然体でいられるのが心地よいのだと感じました。

また、今日は尊敬する卒業生の男性も来ていて、私がタバコ休憩中に行った際に、今の仕事の悩みを打ち明けていました。途中から参加したので詳しい内容は分かりませんでしたが、真剣に悩んでいる様子が伝わってきました。

最近、真剣に悩んでいる人をよく見かけます。私も含め、障害に関する本やYouTubeで情報を得ようと努力しているのですが、真剣に悩む人を目の前にすると、そこで得た知識や方法をすぐに試す勇気はまだありません。就職して会社員としての立場や役職を持つことは、「責任がある」という重圧を感じてしまいがちですが、「責任がある」という考えに囚われすぎずに、まずは実践していくことが大切だと考えています。

絶望に立ち向かう人、自分を変えようと努力する人をバカにすることはできません。そして、すぐに変われない人を批判することも違うと思います。変われることは非常に稀で、多くの人は試行錯誤しながら少しずつ変化していくものだからです。

今日は2:6:2の法則を改めて実感し、人間関係における心地よい距離感について深く考える一日となりました。このnoteが、人間関係に悩む誰かにとって、少しでも心の支えになることを願っています。

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