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作品と人生が交差する個展の記録【アートな話】

昨日は個展に行きました
場所は阿佐ヶ谷です。

RED CUBE GALLERY

1Fが美容室で2Fがギャラリーになっている

昨日、知人の個展に参加してきました。彼女は人形作家として活動している女性で、以前から人形を作っている話は聞いていましたが、実際の作品を見るのは今回が初めてでした。そのため、個人的にとても興味があり、手土産を持参して伺いました。

展示会では、彼女が15歳から人形作りを始めたという話を聞きました。記念すべき最初の作品や、最近完成したばかりの最新作も見せてもらい、その成長の軌跡や、彼女のこだわりを間近で感じることができました。

彼女は日々Instagramに作品を投稿し続けているのですが、その熱意には興味を抱くと同時に少し心配になる部分もありました。理由はうまく言葉にできませんが、自分自身が感じる「世界の違和感」や「人間の矛盾」に似た感覚を、彼女もどこかで表現しているのではないかと思ったのです。

例えば、僕は日常の中でサウナに15分ほど入った後に水風呂に浸かると、思考が停止する瞬間があります。その一瞬、現実が止まるような感覚に似ています。同じように、絵や美術作品を見るときも、ふと現実から離れたような感覚になります。ただ、今ではその感覚が当たり前になってしまい、最初の頃の新鮮な気持ちを忘れているのではないか、と感じることもあります。

表現する人々はとても面白い存在だと思います。ただし、誰もが面白いわけではなく、それは命や生き方と同じで、好みが分かれるものだと改めて感じました。

さて、今回の個展ですが、結論から言えば大成功だったと思います。友人やお客さんがたくさん訪れ、作品も売れていました。正直、僕も感動しました。

彼女にとっては初めての個展ということもあり、お祝いに友人がオーダーメイドの羊羹を用意してきてくれ、それをみんなで分け合いながら楽しい時間を過ごしました。また、作品を写真に収めるスタイリッシュなおじさまや、彼女が病院に通っていた頃に関わった福祉系の指導員の方など、さまざまな人が集まり、まるで人生の縮図のような1日でした。

このような特別な空間を、横で体験させてもらえたことに感謝しています。彼女の挑戦と成功を間近で見られて、本当に良い1日でした。

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