M-1三回戦、だいぶ経って思う足りなかったもの。
M-1三回戦
漫才劇場初日、舞台袖、僕らの出番4組前
全ての髪が白髪になるんじゃないかと思うぐらい緊張してました
どおしていいかわからず、相方から離れ1人になったところにM-1スタッフがカメラを向けてインタビューしてくる
「緊張してますか?」
「いや、自信が上回ってますねー」
「素晴らしいじゃないですか(笑)」
「めちゃくちゃ自信あるんで」
「頑張ってください」
「ありがとうございます」
僕は鬼のハッタリをかましました
これは大好きなK-1ファイター、南海の黒豹ことレイ・セフォーから教わったのです!
"キツい時こそ笑う"
ちなみにレイ・セフォーは試合中これをやり過ぎて、笑ってるという事はこいつキツいんやなとバレて、そこからよくラッシュをかけられ倒されるようになってしまいました
このインタビューのやり取りを見ると僕も既に平常心ではなかったんだと思います
「どーもありがとうございましたー」僕らは漫才を終え、楽屋が一階上なので階段で上がる途中に相方にどやった?と聞くと
「どやろ、あるかもなー」
と言ってました
僕もそお思ったのですが、前半の空気が絶妙だったのでそこがどお判断されるんやろとか考えて楽屋向かってたと思います
楽屋に先程と同じM-1スタッフがカメラを向けインタビュー
「どうでしたか?」
「あっ、受かりました」
「え?!」
「僕らの時だけ3分15秒の警告音がキュインキュインキュインの確定音でした……」
めっちゃ緊張しましたなどとは言わずここでも"キツい時こそ笑う"
そして今思えばそれはあの時のレイ・セフォーのようにやり過ぎていたのかも知れない
結果は三回戦敗退
笑いの神様に、こいつ笑ってるってことはキツいんやなとバレてラッシュをかけられ、あの時のレイ・セフォーのようにリングに沈められてしまったのかも知れない
あそこに平常心の人間なんていない
ただもお一個上に行く奴はそれまでの結果や自信でもお少し自然体でいられるのだと思う
ネタどおこおより僕にはそこが足りてなかった気がする
来年は平常心に近い状態を保てる自信なのか、実力なのか、精神なのか、なにかを持ち合わせれるようにまた1年やってくしかないんかなーと結果を知ったときは思った気がします
また来年です
まぁー自信しかないけど
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