リスアニ!LIVE 2024 SUNDAY STAGE~アイマスPに戻ります~
突然ながら『リスアニ!LIVE 2024 SUNDAY STAGE』に参加してきた。
目当ては放課後クライマックスガールズ。
元々行く予定は無かったのだが、異次元フェスやシャニマスの映画等で徐々に熱が高まってきたので機を逃さないようにした。
「お前めぐるが好きなんだろ、初日行けよ」と突っ込まれそうだが、二日目を選んだことには意味がある。
私がシャニマスを始めたきっかけは「園田智代子が気になったから」であり、更に遡れば『アニマエール!』を見たのが入り口となった(智代子役の白石晴香さんが出演)。
『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の入り口は初代せつ菜役の楠木ともりが同作に出演していたことなので、『アニマエール!』は結構な特異点である。人生は時にこういった現象が起こる。
それはさておき、始まりのキャラクターはチョコ先輩なので放クラも結構思い入れのあるユニットなのだ。
シャニアニを見て彼女たちの魅力を再確認したのもあり、今回は二日目を選択した次第である。
ライブ中は果穂のイメージカラーである赤色のペンライトを持って応援していた。
元々放クラでは「チョコ先輩か果穂」だったのだが、何というか最近果穂の歌を聴いていると泣きそうになってくる時があり、キャラ萌え以上の何かを感じるので果穂の色を振っていた。
というか、最近あまりに年少キャラに弱すぎる。U149辺りから「おかしいな」と思っていたが、10-12歳くらいなだけであらゆるキャラの行動を肯定的に受け取ってしまっている。
物語に向き合う者としては失格かもしれないが、人間としてはこれで正解な気がするので放っておくことにする。俺はロリに弱い。文句があるか。
もう少し詰めると、果穂の歌からは強いパワーを感じる。ユニット曲でも果穂のパートだけコールが無かったり、クラップのタイミングがズレたりする。
放クラ自体幅広いメンバーを集めて好き勝手やっている面白いユニットなのだが、その中心にいる果穂は一際目立つキャラクターであろう。
上記のような理由から現時点でシャニマスの中で誰を一番見てほしいか、どのユニットを一番周りに知ってほしいか考えた時にパッと浮かんできたのが放課後クライマックスガールズだった。
だとすると……やるしかねぇよなぁ!!!
行くぞリスアニ!!!
武道館へ突撃!!!!!
リスアニ!LIVE 2024 SUNDAY STAGE
1.放課後クライマックスガールズ
『五ツ座流星群』
放クラはほぼ予習していったが、この曲は「五人の個性がぶつかり合う」イメージが強かったので、敢えて(Cメロ以外)コールを覚えて行かなかった。
結果ちょっと後悔した。
これ客席とステージ一体で作り上げるタイプのやつだ。
いきなりの放クラであるが、この曲の出来た背景はよく知らない。
まだコミュやイベントの知識を深められていないので。
しかし、サビの『ひとまず50世紀にも かがやいてるか勝負です』という歌詞は非常に好き。放クラの見ている世界が大きなスケールで展開されていると伝わってくるので。
また、果穂ソロもいいところで入るので聴けて良かった。
『冒険は続く』のとこで悶えていた。既に瀕死である。
他にも『フレーフレー みんな 愛嬌こそ最強 あっちこっちで 好感度ッカンドッカンあげよう』があまりにチョコパイセンだったことに触れておきたい。
白石さん凄い。
『ビーチブレイバー』
放クラは全てを破壊しつくすつもりである。
1月の武道館に夏の陽射しが差し込んでいた。
生で聴くのは初めてだがコールはしっかり仕上げていった。
うん、楽しすぎる。この曲は反則。
『太陽キッス』
ストレイライトの二曲を挟んでの歌唱。
生バンドならではのイントロアレンジであった。
初めて放クラを見たのは『バンナムフェス』だが、その時に「聴きたい!」と思いつつ披露されなかったため、念願のリベンジとなった。
シャニマスのタオルが存在しなかったため、手元にあるものを用意していった。リスアニの放クラパートで何の脈絡もなくAimerタオル回すの楽しい。
果穂パートにクラップを被せてしまい爆散した参加者もいたが、隣の人はきちんとタイミングを取れていた。どうやらストレイPだったらしい。
生バンでこの曲はあまりにも楽しすぎた。最後に河野ひよりさん(果穂役)がめっちゃ飛んでた。躍動感がある。
2.ストレイライト
異次元フェスぶり二回目である。
と言っても、異次元は殆どモニターしか見えなかったので、実質一回目のようなものだ。彼女たちのパフォーマンスを見れるのは棚ぼたではあるものの楽しみであった。
『Tracing Defender』
こそ練して行きました。
「Stand up! Out break!」楽しすぎる。
サビにも叫ぶところがあり非常に聴き応えがあった。
予習が間に合わなかったこともあり他の曲は割愛するのだが、全体的にあさひ役・前田有紀さんのパフォーマンスは凄かった。
「天才役って難しいだろうな」と思っていたが、彼女は完全にあさひの世界観を表現しきっており、ストレイライトのセンターを堂々努めていた。
やはり選ばれるのには訳があるんだな……
『Start up! Stand up!』の間奏で三人が向かい合うダンスは格好良かったし、『Timeless Shooting Star』の方もシンプルに曲が強かった。
ストレイ、きっちり爪痕を残して行った。再び見るのが楽しみ。
とりあえずシャニマスはこんな感じ。
放クラは神であった。
以前「プロデューサーとは名乗らない」と(SNSで)言ったが、その後に色々考えた結果、自らの中で決心がついた。
タイトルにある通りプロデューサーに戻ります。
9年ぶりくらい? 懐かしいね。
好きなキャラはめぐる、にちか、はるき、好きなユニットが放クラなのだが、特定のPとは言わずに一括りで「シャニP」で行きたい。
シャニマスはenza対応版が始祖なのだが、そこに出てくるPは所属している全員をプロデュースしているようだし、アニメを見ていても天井社長、はづきさん、夏目Pしか職員はいなかった。(ブラック過ぎない?)
人員が足りているかはともかく、私もシャニマスに関わる以上「全てのキャラクターを見守る」つもりでPを名乗った方がいいだろう。
というわけで今後は「プロデューサー」という肩書も厭わず使っていく。名乗る機会はあまりないだろうが、周りからは読んでもらっても構わない。
茶化されるのは嫌いなので、そういった形はやめていただければ。
余談だが虹ヶ咲を何年も愛好しているのに「ラブライバー」の肩書が馴染んでいない。虹ヶ咲学園の多様な部活動にかけて「スクールアイドル愛好会」と考えた方がしっくり来る。
3.CHiCO
放クラ以外では一番印象に残ったアーティスト。
『CHiCO with HoneyWorks』の印象が強いのでソロ活動に対するイメージは湧かなかった。
しかし実際に見てみるとメッセージ性の強い曲があり、気持ちも全面に出たパフォーマンスで、十分にソロでも「歌を届ける」ことが出来ていた。
チコハニは苦手とは言わないものの既にメインターゲットからズレている年齢でもあり、どちらかと言えばオールマイティーに背中を押してくれるような『CHiCO』本人の楽曲の方が好みだった。
ただ『決戦スピリット』をEDで聴いていたのもあり、最後のマイク向けられた部分も歌えたので非常に楽しかった。
チコハニの曲も歌える辺りコラボ先との関係は良好なのだろう。
ソロでも両方のカードを切れるのはかなり強い。
ソロの中にも、彼女がチコハニとして歌う楽曲のエッセンスは刻み付けられているように見えた。元々持っている気質が(ハニワのイメージに)近いのだろう。その為どちらの曲を歌っていても違和感が無かった。
まだ『CHiCO』自身としては色が定まり切っていない感じだったが、今後ソロ活動を通じて自身の胸の内にあるメッセージを深めて行けばチコハニに頼らずともアーティストとしてやっていけるように見えた。
歌手が生まれ変わろうとしているところ、殻を破ろうとしている場面に立ち会えたのは非常に良かった。今後が楽しみなアーティストだ。
4.Unite Up!
男性アーティスト。あまりフェスに行かないので彼らのようなユニットを見るのは初めて。
フォーメーションダンスは卒なくこなせていたが、歌唱が乱れがちだった。大人数なのでステージの中で合わせるのは難しい。まず踊りを完璧に覚えてから、歌に集中するのがいいだろう。
高身長の多いメンバーのダンスには光るものがあった。
普段見ている女性声優のパフォーマンスとはかなり腰の使い方が違う(骨盤が立っている)ように感じたので少々調べたところ、男性の方が前傾姿勢になりやすいそうだ。重心の違い。
身体全体が大きく見えるため、普段は感じない色気に心を揺さぶられた。たまには知らない分野に触れてみるのもいいものだ。
粗さは目立つものの伸び代もありそう。
あとは運営の本気度と本人たちの努力にかかってくるだろう。
(キラキラ衣装とか弾け具合が全体的にジャニタレっぽかった。意識してる?)
5.岬なこ
ちぃちゃんの中の人。可愛い。
しかしキャラ付けには違和感。もっと真面目な人に見えるが。
歌は非常に上手かった。元々才能があるのだろう。
基礎がしっかりしていて生バンにも全く負けていない。
今後ダンサブルな楽曲が増えてきた時にどれだけ対応できるか。
とは言っても、ちぃちゃん役で磨かれたパフォーマンスを持ってすれば対応可能だろう。息の長いアーティストになる予感。後は「誰もが知っている良曲」を身に付ける必要がありそう。
6.中島怜
サプライズ枠。令和にここまでガチガチになって出てくる若手アーティストがいただろうか。
MCに入った時点で🚻にいこうとしたのだが、ロビーへ出る直前に「19歳です!!!」と聞こえてきて唖然。その後も大ウケを取っており、このタイミングで出たことを後悔した。後のトークパートでおおよその内容が分かったのは救い。
いやだって、戻ったら客席が全員保護者の顔つきになってたもん。あの短い時間にどんだけインパクト強いMCしたんだよ。怖いわ。
歌は生バンに負けていた。声も震えていたし、あれだけ緊張していれば無理もない。(三曲目はだいぶ自分を出せていた)
唯一無二の声を持っているが、まだ曲に振り回されている部分がある。
基礎をしっかり身に付けてから、どれだけ『中島怜』のブランドを確立出来るかだろう。
努力次第では他に追随を許さない自分だけの強みを持ったアーティストになれる。
出来る限り自分の言葉で伝えようとするところ、一言一句を大切にする姿勢からは感銘を受けた。既に「お年玉をあげたい親戚のおじさん」の一員である。大きくなってほしい。
あまり事前に予習していかなかったのだが、出てきた瞬間に「フライングドッグから来たな」と分かった。あのレーベルらしい隠し玉だったね。
7.MyGO!!!!!
迷子のことは何も知らない。
曲を聴いたこともなく完全に初見だった。
いや凄かった。
羊宮さんあのメンバーに放り込まれてよくついていけてるな……
演奏レベルは非常に高かった。
特にドラムとベース。リズム隊がきっちりしている。
ギターは技術が凄いものの、この日は走り気味だった印象。最初にトラブルがあったせいかも。後半は気にならなかった。音の幅も広い。
羊宮さんは基礎が出来ていて驚いた。何回も声優としてお見掛けしていたが歌が上手い印象は無かったので。相当練習したのかな。
まだ曲についていくので精一杯といった感じなので、彼女の歌がバンドの音を超える(食らう)ようになったら更に化けるだろう。
ここちゃんは「林鼓子」としての一面を見た気分。
虹ヶ咲でもピッチがズレると即座に修正してくるリズム感の高さに驚かされていたが、そのルーツを知った。これは納得するしかない。
スティック回す動作の格好良さとか楽曲に合わせて主張の強さを変える柔軟さとか、色々と見所があったが、一言で表すと「献身的なドラマー」だった。
「私の音でバンドを支えるんだ!」と意気込んでいるのが演奏からも伝わって来た。今後はMyGOで活躍する彼女の一面も見て行きたい。
因みに一番イカしてると思ったのはベース。
主張は強くないものの堅実にリズムを刻んでいて、途中から「上手い人がいるな」と惹きつけられていた。立ち姿も格好良かった。
8.halca
一昨年の「SACRAフェス」にも参加していたのだが、実は彼女が歌っている時にお腹が痛くなってしまいほぼ🚻の中であった。
非常に悔しかったので今回は五曲きっちり聴くことが出来て本当に良かった。特に『センチメンタルクライシス』は未だにロビーから聴こえてくる歌声を覚えてるので、リベンジできた。それだけで悔いはない。
このイベントにも参加していたのでhalcaを見るのは三回目。
当初からパワーのある歌を響かせていたが、更に上手くなっていっている。『誰彼スクランブル』とか何処で息継ぎしてるんだよ……
「そろそろトリ行ってもいいんじゃない?」と感じる。
リスアニさん、任せてみませんか?
9.Liella!
直近は「ラブライブ!」側の人間としてライブに参加することが多かった中で、今回は別の角度から彼女たちを見ることになった。
異次元フェスで感じた通り非常にダンスが上手い。
武道館のステージは特に小さくないはずだが、11人には狭すぎるようだった。端の方でも勢い余って落っこちそうなくらい動いていた。
曲は『Liella!』の中で持てる最大のものをぶつけてきた感じ。
しかし、まだ没個性で印象に残らない曲が多かった。
『スター宣言』は良かった気がする。
三期では低音域を得意とする結那さんが入るので声の幅が広がるだろう。
二期生も歌いながら踊ることに慣れきっている時期だろうし、そろそろチャレンジして緩急の激しい曲を入れてもいいのではないだろうか。
『Liella!』はまだ完成していないユニットだと感じているので、更に伸びていくことに期待。
なこちゃんは今回も時折マルポーズをしており可愛かった。
青山なぎささんも小さめの身体を精一杯に使って動いており印象に残った。
他の人は殆ど目で追えなかった。遠かったので……残念。
10.TrySail
殺す気ですか?
帰ってセトリ見た時に「おバカ!」と叫びそうになった。
いきなりアニタイ切って、強い曲ガンガンにかけた上で『High Free Spirits』に繋ぐのはもう"王"なのよ。アニソンフェスの"王"。
今回のトラセは「新人のつもりで」と謙遜しつつ、それをパフォーマンスで吹き飛ばすくらいの威厳があった。
三者三様に個性がある歌声、次々に世界観が切り替わる表現力の高さ、無尽蔵のスタミナ、全てがハイレベルに纏まっており会場のボルテージを一気に高めていた。
最後の方はステージを支配してたよね……ちょっと凄いものを見た。
トラセに負けました。完敗です。これが10年「盛り上げ隊長」やってきた人たちの実力か。
ラジオ『トライアングルハーモニー』を(初期に)聞いていた思い出もあり、三人の堂々としたステージを見て「立派になったなぁ」と実感。
もう後輩を引っ張るお姉さんたちですね。これからも巡り合ったら戦いましょう。よろしくお願いします。
振り返り
そんなこんなで、全体的に大満足であった。
『MyGO!!!!!』や『Liella!』『岬なこ』等の面々(ラブライブメンバー)がいなければ遠慮していた可能性も高いので、彼女たちの存在も支えになった。フェスでも高いパフォーマンスを見せていたし心強い。
ソロアーティストとして来た『CHiCO』と『halca』は歌の面で一段上にいたし、『中島怜』も今後が非常に楽しみになった。
やはり「自分の世界を表現する」という点では歌を武器にして戦う人たちは強い。他の出演者にも歌うまさんはいるのだが、まだ感情を込める余地があったり、キャラを反映して歌っていたりして「ただ自分のメッセージを伝える為だけに歌う人たち」の領域には達していなかった。
こういったパワーのある心を揺さぶる歌に出会えるのはフェスの強み。
『TrySail』も「SACRAフェス」から引き続いて堂々のパフォーマンスで会場を沸かせていた。まあ彼女たちについては信頼の塊でしかないので。『adrenaline!!!』を初めて聴けたのは嬉しい。
『Unite Up!』はまだまだ鍛えられる余地を残している。場数を踏んでいけば面白い存在になりそう。今回は遠慮がちに踊っているような印象だったので次に相見える時は「これが俺たちのステージだ」と胸を張って出演しているところが見たい。
『放課後クライマックスガールズ』は実のところ『全力アンサー』待ちでもあった。ただ今回の三曲も全部初見だったので満足。後は「6thで聴け」ということでしょう。
果穂やチョコ先輩についてはキャライメージや声の可愛さが先行していて内面への理解が不足しているので、今後コミュなどを見て深く知っていきたい。
『ストレイライト』も非常に良かった。彼女たちがフェス系に強い理由が分かった気がする。とりあえず楽曲を順次聴いていきたいかな。
おわりに
まあまあな期間悩んだけど参加して大正解だった。
新しい世界に足を踏み出すのも大事だね。
異次元フェスの時は「ラブライブ!」の人間として気合を入れていったのに、二か月もしないうちにアイマス側から他の演者を見渡す形になったのは面白かった。
キャラから入って後から声優がついてくるタイプなので、虹ヶ咲以外だとアイマスの方が親和性が高い。
圧倒的なパフォーマンスも大事なのだが「キャラクターの表現度」も重視したいところ。
諸事情あり、私のTwitterアカウントやnoteは二月で活動を停止してしまうのだが、今後もシャニマスや放クラは継続的に追っていく予定。
何らかの形で貢献出来ればと思っている。
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