【20分で】ブルーサーマル【感想】
1週間前の3/10、ブルーサーマルを劇場まで観に行ってきました。その感想を書いていきます。(ネタバレ注意)
毎回記事を投稿するまでに10時間とか20時間とかかかってる(マジ)ので、今回は時間制限をつけてみます。内容は貧弱になるかもしれないけど、書ける本数を増やしたいので!
それじゃ早速本編の内容に入りましょう。ブルーサーマルは原作が『ブルーサーマル-青凪大学体育会航空部-』というタイトルでその名の通りグライダーで空を飛ぶ大学生たちの物語です。
自分は10月ごろに予告を見てスクリーンと大空の組み合わせに圧倒され「絶対観たい!」と思っていました。渋谷TOEIに足を運び、スクリーンへ。作品の配給も東映が手掛けています(流石の大手、椅子がふかふかでした)。
評価は……一言で言って大変面白かったです!
物語を作るうえで大学生+部活というテーマが選ばれることは少なく全体的に見ることの少ないジャンルですが、しっかりと纏まったストーリーが展開されておりとても楽しめました。
時間がないので核心から入ると、この作品の魅力は「主人公・都留たまきの成長」に尽きるのだと思います。最初は体育会系を嫌がっていたたまきが生来の明るさを取り戻し周囲を引っ張っていく。その中で彼女自身も変わっていくし、周りにもいい変化が出てくる。そんな話だったなと感じます。
他にも「部活」「恋愛」などのテーマがあり、そちらも高いレベルで纏まってはいたのですが、やはり一番目を惹いたのはつるたまちゃんがグライダーに対して真剣に接するようになる過程でした。
焚きつけられるような形で航空部に入部した冒頭から、空に魅せられ飛ぶことの楽しさを知っていく中盤。真っすぐに前を向いて、自分の操縦に集中している終盤。キャラクターが変化していく一連の流れをしっかりと描いた物語だったと思います。
惜しいと思ったのはこの成長が作品の一要素になっていて、全体を見ても際立ってはいなかったことでしょうか。自分は個人の成長にスポットライトを当てたものの、恋愛や部活と合わせてどれが一番印象に残るかは見る人次第という感じでした。看板になるようなテーマがあれば、尚良かったかもしれませんね。
他には堀田さんのリアルな演技と、声優陣のファンタジーな質感を保つ声がバランスよく混じっていて、フィクションとしての色合いを失わずグライダーの魅力を伝えているようにも感じました。
サブキャラクターの中では白石晴香さんの多彩な表現力が光っていたし、(普段したたかで強い女性を演じている)高橋李依さんの可愛い役など珍しい配役もあって、見ていて新鮮味のある作品でした。
それからEDが非常に良かったですね。端的に言って素晴らしかったです。作品を終えてなお続いていく世界、晴れ晴れとした空、航空部の未来、全てが一作のエンドマークに相応しく、観てよかったと思うような強いイラストたちでした。
ここまで22分。少しはみ出てしまいましたね。まあ初めての試みなので十分でしょう(仕上げは別に10~15分くらいとる予定)。
ここでタイマーをストップし、最後に3/7~3/12にかけて妻沼飛行場で行われた『第62回全日本学生グライダー競技大会』の結果ツイートを引用していこうと思います。(妻沼飛行場はアニメでも登場します。)
原作者である小沢かな先生が実際に所属していた法政大学航空部は個人優勝/団体準優勝という結果でした。
(HPを見ると)2020年からまともに大会が開催されておらず、不運に見舞われながら飛ぶための調整を続ける日々は、とても難しい毎日だったと思います。各大学の方々、お疲れ様でした。
最後におまけ。小沢かな先生のアフレコレポです。
1コマの中に多くのインプットが詰まっていて、映画でも印象的だった「目に見えないものを感じ取る能力」と同じものを感じます。情報を形にする力が、空を飛ぶために必要なのかもしれませんね。
ブログ制作時間:1時間(文章30分+手直し/画像挿入等30分)
画像引用元:©2022「ブルーサーマル」製作委員会