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日記を書くのは人生の中で三本の指に入るくらい苦手な作業だ。まして人様の目に触れるとなると尚更億劫な気分になってしまう。私生活における思考回路の何処に用があるのかも分からないし、雑然とするであろう私の文章に価値が存在するとも思えなかった。

しかし、最近はある程度苦手だと思う事に取り組む意義や継続による発見の重要性を理解してきたので、そろそろ重い腰を上げていこうといった次第である。このnoteでは基本的に見たアニメの短文感想を書く。視聴本数的に全ての作品に感想をつけるのは難しいし、場合によっては文章量も偏るかもしれないが、出来る限り書ければと考えている。

私生活は普段からあまり書かない主義なので、上手く書けそうなことだけ取り上げる。ブログなら表現出来るが140文字では齟齬が出る(伝わらない)という出来事も日常にはある。そのようなことを面白おかしく書ければ本来の日記的な役割を持たせられて良いかなと思っている。しかし面白いことよりは社会に対する呪詛の方が先に出てきそうで、その点が心配である。

では早速昨晩見たアニメについて書いていこう。取り上げるのはゴジラSP、ゾンビランドサガ、異世界魔王の3本だ。

1.ゴジラSP 8話『まぼろしのすがた』

Twitterでは物知り顔でゴジラ知識を披露しているが、肝心の内容はさっぱりわかっていない。私に分かることと言えば、久野ちゃん声のAIはかわいいことくらいだ。しかしこの点も本作の優れたところで、当たり前のように高性能AIと人間が協力し状況を打破していく様は痛快である。知能はAIに、勇気は人間に。それぞれがそれぞれを全うし最大限の掛け合わせを実現している作品は視聴していて気分がいい。

最新話では、特にSF設定の説明に焦点を当てて物語が進んだ。長台詞の意味はあまり理解できないが、それでも画面から目が離せないのは迫り来る謎に相応の魅力があるからであろう。分からないことは面白く、だからこそ人は解を導こうとする。しかし実際には、現代に未来を先取りする方法は存在しない。どのような理屈で博士の研究を割り出し、人類を守るのか。ここからがSF(サイエンスフィクション)の見せ所だ。

後半部ではクモンガが登場した。初登場(『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』)がカマキリとのセット登場であったことを考えると、随分と出世したものだなぁ……などと感慨に耽っていたが、何やら中身がヘドラヘッドの形をしている。のんびり暮らしていたところを乗っ取られたのであろうか、哀れである。しかしこのクモンガ、原作からして随分と残忍な性格をしていて容赦がない。しかもヘドラといえば(相性さえよければ)無敵といっていいほど強力な力を持った名脇役である。次回のサブタイトルは『たおれゆくひとの』。無論、オオタキファクトリーのキャラ達も皆好きなので退場者が出なければいいが。

終始悪役を貫き、FWに散ったガイガンがここにきてジェットジャガーと共闘してくれると熱いのだが。GBAのゲームでよく使っていたメガロでもいいのでこの辺りには登場してほしいと思っている。

2.ゾンビランドサガR 7話『マイマイレボリューション SAGA』

逆襲続くゾンビランドサガ、今回は特別ゲストに丸メガネ暴走特急を迎え、1期OPパロ、EDの伏線回収という離れ業を成し遂げて行った。誰だよ「『光へ』使いどころねぇからざーさん卒業させようぜ!」って言いだしたの……

既に何度かツイートしているようにゾンビランドサガRは一期の取りこぼし、描き切れなかった部分を軸に話を進めている。二期2話・5話・7話は「生者と死者の断絶」であり、これは豪正男改め星川リリィの個別エピソード『GO GO ネバーランドSAGA』でしか掘り下げられなかったテーマだ。一期は前進すること、立ち止まらないこと、挫折を越えていくことに焦点を当てて見事なストーリーを展開したが、フランシュシュの魅力全てを伝えるには時間が足りなかった。二期のタイトルでもある『逆襲』はもっと書きたいことがあった製作陣の心残りを指しているのかもしれない、と感じる。とはいえこの作品は一コンテンツとして大きく成長し、現在こうして二期を放送する機会を得た。折り返しを過ぎてどれくらいの野望が残っているのか、こちらからは予測できないが、ゆうぎり回、そしてゾンビィバレに関するエピソードでも、存分に夢の続きを描いてほしいと思う。

話が前後したが、7話ではさくら達ゾンビィがもう二度と叶えることの出来ない文化祭---進んでいくものの特権的行為---を裏側からこっそり見るシーンに説得力があった。その上(死者である上)で彼女たちは今を生きていて、否応なしに未来へと進むことを受け入れ自分たちのステージを守っている。ざーさん声の舞々ちゃんにも生者として、多分輝かしいだけではないあの世界を生き抜いてほしい。そう思える力強さのあるキャラでありエピソードであった。

もう一つ、今回は水野愛というキャラクターが非常によく描けていたと思う。相手が信頼出来るかどうか、一緒にやっていけるだけの覚悟があるのか自分の目で確かめる。巽が認めたからと言って簡単には対等なメンバーとは考えない。但し、認めた相手には積極的に協力し信じる強さがある。

この辺り、彼女の人を見極める感覚は『Dr.Stone』の千空に似ているのだと思う。そして二人とも好きである自分は、多分そういうキャラクターに強い憧れを持っている。自分の中に価値基準を置き、その価値基準自体を強く信頼している人間はその背中が大きく見える。出来ればそういう人間でありたいものだが、彼女も非力な千空と同じくそこそこビビりという弱点がある。よく考えると一期2話でさくらにパイプを投げたのも彼女であるし、パニックになると何をしでかすかわからない部分もある。それを補うために努力した先にあったのが「水野愛」という完成系(に限りなく近い人格)であるのかなと思うと、そういうところも魅力的であり、やはり「成長を見守っていく」という平成型アイドルとして生み出されたキャラクターなのだなぁ、と感じる。

3.異世界魔王 7話『魔王幼女』

シェラちゃんがあまり登場しなかったので流し見気味で見ていたのだが、DJ KOOがあまりにも雑な登場の仕方をして楽しくなってしまった。やはり楽しいアニメは一日一本必要である。OPも楽しい。終盤にはソーセージをモグモグしているシェラちゃんのシーンもあった。彼女はアホっぽいが終始楽しそうでいて、大変好きになれている。物語が終わるまでに彼女が幸せそうにしているカットを沢山描いてくれればと思う。

感想無し:デレマス8話

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