RSR2019がやっと終わった話(長文)
2019年8月16日(金)、17日(土)に北海道 石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージにて開催を予定しておりました【RISING SUN ROCK FESTIVAL 2019 in EZO】は、台風10号の接近に伴う悪天候が予想されることから、お客様の安全を第一に考慮して8月16日(金)公演は中止とさせて頂きます。
この発表から165日。僕のRISING SUN ROCK FESTIVAL2019 in EZOが終わったことをここに書き記す。長い長い昨年夏の振り返り。
そもそもの話
冒頭、ちょっとかっこつけてみたりなんかしちゃったりして。
そもそも、RSRとはなんぞやというところから。
RSRは「RISING SUN ROCK FESTIVAL」のことで、1999年に始まった北海道石狩市(と小樽市にまたがる場所)で毎年8月に行われる邦楽ロックを中心とした夏フェス。通称「ライジング」。開催最終日は、昼過ぎから翌日の朝5時ころ日が昇るまでオールナイトで様々なアーティストによる演奏が続けられることから「RISING SUN」という名前がつけられている。
北海道石狩湾新港樽川埠頭という、ライジングがなければ一生行くことがなかったであろう辺鄙な場所で開催されるのだが、故に広い。4大ロックフェス(他はフジロック、サマソニ、ロックインジャパン)の中でも圧倒的に広い。端のステージから最遠の端のステージまで移動時間は少なくとも30分は見といたほうがいいくらい広い。その広大な土地に大小6つのステージ+αで音楽が鳴り、数百張を超えるテントが立ち並ぶ。その光景は媒体ではよく「2日限りの音楽の町」と言ったりする。僕もそう思う。
ちなみに広さの割に入場者数は2日合わせて7万人程度なので、3大ロックフェスには入らないのが残念であるが、寂しくなく、かと言って混みすぎてもいなく、非常に快適な野外フェスである。
天気を除けば。
ってかお前誰
申し遅れました。ジャイロと申します。しがない音楽好きでございます。音楽好きになった理由が何を隠そうライジングなのです。以下は身の上話になるので興味ない方は飛ばしていいです。(興味のある人などいないと思うが)
2003年。当時中3の僕は、ライジングの存在をミッシェル好きな同級生から聞いて知った。我が家は毎年夏にキャンプに行くのが定番だったので、その年はライジングをキャンプの代わりにすることにした。
音楽なんてテレビに映る有名な人達しか知らなかったし、ましてやライブなんてKinki Kidsのコンサートに1回行ったことがあるだけだった。。。。
にも関わらず、ライジングは超超超楽しかった。知ってるアーティストが多く出ているのもラッキーだったのかもしれない。バンプ→スピッツなんて流れ、今考えても最高じゃない?
そして、新しい音楽と出会えるのがフェスの醍醐味の一つだろう。中でも「東京スカパラダイスオーケストラ」との出会いは人生の転換期といえる。もしこの年スカパラと出会っていなかったらこれほどまで音楽好きにならなかったし、何より翌年以降のライジング参加はおそらくなかった。
僕とスカパラの話は書くと長くなるのでこれぐらいにしておいて、かくして僕は音楽好きとなり、ライジングに毎年参加する、「エゾロッカー」となったのだった。
こうしてやってきた2019年8月
2月からのチケット戦争を勝ち抜き、なんとか17年連続17回目のライジング参加を確定させたジャイロ選手!!!(今年は本当に友人各位の協力のおかげです。この場を借りて改めてお礼申し上げます。)
参加確定のウキウキモード。あとは開催日8月16日を待つだけ。イヤッッホォォォオオォオウ
(他のフェスも同じだと思うが)ライジングのアーティスト発表は、当日を除けば最も大きなイベントといえる。その発表を誰もが心待ちにする。
RSR2019のアーティスト第一弾発表は2/15 12:00。僕は早めの昼休憩を取り、待機した。
そして発表された。
NUMBER GIRLが。17年ぶりの復活がライジング出演での発表となった。
僕のNUMBER GIRL好きについては後述するが、以下のツイートで驚き具合がわかると思う。
そして第一弾にはスカパラも名前があった。
後弾も続々発表され、タイムテーブルも発表になり、「この時は○○を見て、移動して、○○を見よう。あそこでご飯を食べて、とりあえず缶バッジ(※)を200回くらい回そう」などと実現不可な妄想するのである。
※缶バッジ…ライジングでは1回100円の出演者缶バッジガチャがある。ガチャエリアの前で交換するのもライジング定番の光景。ジャイロはライジングの缶バッジコレクターでもある。200回ということは…
ある意味この時期が一番楽しい。わかる人にはわかる。
しかし8月6日、不穏な空気がツイッターのTLに流れる。
令和元年台風10号発生
命名「クローサ」
ライジング VS 天気
野外フェスの歴史は、天気との戦いの歴史でもある。
時には容赦なく照りつける太陽。時にはバケツをひっくり返したような土砂降りの雨。でもまぁ晴れは良しとしよう。
ライジングも然りである。
全年通せば比較的天気に恵まれた野外フェスであるとは思うが、やはり雨の年もある。
2008年の初日はそこそこ降ったし、2010年は開催中こそ降らなかったが、前日まで大雨の爪痕が多く残り「田んぼフェス」と揶揄された(というか参加者が自虐的に揶揄していた)
特に2017年、2018年は開催中に土砂降りとなる最悪の天候であり、1日にして「田んぼフェス」となってしまった有様だった。
それでもエゾロッカーはその時限りの「町」を楽しむ。なにせ、大袈裟な話ではなく1年の最高の楽しみの照準をここに合わせているのだから。
「終わったらそれはそれで楽しかった。でもやっぱり晴れが良い」「来年は晴れると良いなぁ。ってかそろそろ晴れろ」
エゾロッカーは口々に言ったと古事記に書いてある。しかしその期待を裏切るようにクローサはマリアナ諸島で生まれてしまった。
決断の日 8月15日
8月6日のクローサ発生以降、エゾロッカーは気が気じゃない。発生初期こそ太平洋に反れる予測だったコースは日に日に修正され、ついには北海道直撃コースとなったのである。
「また雨か…。」「飛行機とばないかも」
僕も例外ではなかったが、ここ2年のこともあり半ば雨は諦めて、例年通り前日に会場入りすることにしていた。(駐車場は前日開放され、21時まで入場できるようになっている)
来る開催前日8月15日、台風直撃がほぼ避けられない状況で、雨というより風の心配が非常に大きくなっていた。駐車券のやり取りがあったため、昼過ぎに一度会場近くまで行ってみたが、なかなか風が強かったと記憶している。一度札幌市内に戻り、再度会場入りするためにそろそろ出発するか、と思っていた矢先のことである。
ライジング史上初の開催中止。厳密に言えば初日16日の開催を中止するということだった。
いずれにしても初である。訂正しよう。先程2017、2018年の天気が「最悪」と表現したが、2019年が「最悪」だった。だって中止だもん。
TLには落胆の声が流れる。致し方ない。相手は天気である。地球が出したじゃんけんに、我々は後出しで良くてあいこにしかできないのである。「ライジング VS 天気」とか見出しにしたけど、晴れなきゃ基本負けである。誰も悪くない。悪いとすればクローサである。どうしようもない悔しさを吐露した。ちなみに僕は念願のNUMBER GIRL、そしてスカパラが見れなくなったことが特に辛かった。
だが同時に「英断」との声も多くあった。実際会場で風を感じたが、テントを張るのが危険な状況というのはよく理解できた。WESSにとって苦渋の決断であることは、全員が理解できただろう。しかし結果的に何の問題もなく2日目の開催へとつながったのである。
正に読んで字のごとく「行き場のない」ある人はすすきのに行き向井秀徳を探し、ある人は向井秀徳ごっこをし、ある人は明日のホテルを探し、ある人は寝た。
僕はすすきのに行った派であった。友人と作戦会議という名の、クローサへの文句と、17日の開催がどうなるかと、思い出話を夜通しした。(ついでに向井秀徳ごっこもした)
決定の日 8月16日
開催中止のお知らせには以下のような記載もあった。
17日(土)開催の可否は、明日16日(金) AM5:00の札幌管区気象台の最新情報をうけ、AM5:30に発表する予定でおります。
作戦会議を終えて帰ってきたのは午前4時ころ。5時半まではすぐだったので、起きて待つことにした。
「果報は起きて待て」ということわざができてもいいと思った。
この日も色々あったけど、別にいいか。
決行の日 8月17日
やって来ました大晦日。(エゾロッカーは2日目オールナイト後の日の出と同時に年を越すエゾ暦を使用する。西暦は旧暦)
蓋を開けてみればここ数年で一番天気が良く過ごしやすかった。
一部タイムテーブルの変更があったものの、2日目の全アーティストが無事アクトを終えた。(バッジコンプもできた)
そして拝めた朝日。何年ぶりでしょうね。無事年明け。めでたし、めでたし。
家に帰るまでがRSR
荷物整理終わるまでがRSR
スペシャの放送見るまでがRSR
RISING SUN ROCK FMが終わるまでがRSR
終わり方も人それぞれ。
僕の場合は、帰るまで。なんとなく。
1日目中止は悲しいけど仕方ない。2日目は本当に心底楽しめた。
家に無事着いたら、あとはつい数時間前の思い出に浸る。
それでRSR2019は終わり!(ってことにしよう)
決起の日 8月18日
NUMBER GIRLとの出会いについて。
邦楽ロックにのめり込みつつあった2005年に発売されたのが、NUMBER GIRLの「OMOIDE IN MY HEAD 1 ~BEST&B-SIDES~」である。NUMBER GIRLはZAZEN BOYSの向井秀徳が以前やっていたバンドとして知っていたくらいだが、このアルバムが当時高校生の僕にそのカッコよさを教えてくれた。それ以降「復活したら絶対見たいバンド第一位」となった(ちなみに「人生最高のロックナンバー」はOMOIDE IN MY HEAD)
https://www.amazon.co.jp/OMOIDE-MY-HEAD-BEST-B-SIDES/dp/B0007KWPDI
「アイツ(当然ク○ーサ)さえ来なければ見れたのになぁ」なんて思いながら、NUMBER GIRL日比谷野音のWOWOW生中継を見ていた。
青春時代の初期衝動の塊みたいなNUMBER GIRLの楽曲を今の彼・彼女等が演奏できるか?とも思ったが、要らぬ不安だった。
トゲトゲしく、まさに見たい聞きたい歌いたい!のNUMBER GIRLだった。(ごめん、歌いたいは嘘)
あああああああああ見たいよおおおおおおおお
23時半。抑えられぬ感情をより抑えられぬものにする一報が届く。
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
である。
終わった(終わらせた)はずのRSR2019がまだ続くと思った。
8月15日~8月18日の濃い4日間は時間的には終わったが、イベントとして空白になってしまった2019年8月16日はまだ終わらせるには早かった。
もう一つのリベンジ
ZEPP SAPPOROということもあり、甘い考えでNUMBER GIRLチケット戦線に入るのだが、「チケットをご用意することができませんでした」という文字は親の名前より見た。
やっとのことで入手できたのは一般発売日の11月10日だった。念願のあの夏のリベンジ。待ってろ1月!
というのも束の間。NUMBER GIRLのチケット確保から10日後の11月20日。誰も予想打にしない一報が。
正気か!?
しかもただ「札幌でライブするよー」というわけではない。
なんと、そのスカパラが「RSR2019 SUNSTAGE Typhoon Revenge!!」と題して、当日の再演ライブを札幌ペニーレーン24にて1夜限りのスペシャルライブを行うことが決定!
再演ライブ(正確には再現が近いと思われる)。本来やるはずだったセットリストをやるということである。
ナニソレスゴイジャン ワケガワカラナイヨ
よくわからないが当然行かないわけがない。(バッジももらえるし)ちなみにチケットはファンクラブ先行で運良く取れたため泣きを見ることはなかった。
奇しくもNUMBER GIRL札幌公演の翌週。同じく1月のライブ。ライジングで最も見たかったバンド2組のライブが決まった。
2019年8月16日の完結編は2020年1月に託された。
来る2020年1月
令和もあっという間に二年になり、オリンピックイヤーを迎えた。
2020年は怒涛の幕開けとなった。
・1/12(日) NO MATTER LIVE Day2(KEMURI、NAMBA69、GLIM SPANKY、HEY-SMITH、ヤバイTシャツ屋さん)@ZEPP SAPPORO
・1/18(土) 打首獄門同好会 @ZEPP SAPPORO
★1/19(日) NUMBER GIRL @ZEPP SAPPORO
・1/26(日) 東京スカパラダイスオーケストラ @岩見沢市民会館
★1/27(月) 東京スカパラダイスオーケストラ @ペニーレーン24
(★がこの記事で肝となる公演)
完結其の壱 NUMBER GIRL
お待たせしました。お待たせしすぎたのかもしれません。
ライブ中3回は言ったであろう向井秀徳の迷MCである。全裸監督にハマったのか野音のライブでも言っていたが、この日のこのMCは刺さった。
観客の多くはその勇姿を石狩で見るはずだった人達だろうし、もしかしたら解散の日(※)以来の人もいたかもしれない。北海道でNUMBER GIRLを見ることはNUMBER GIRLファンにとっては一層特別なのである。
※NUMBER GIRLは2002年11月30日、解散ライブを札幌の地で行った。
そして何人もの人が同じ気持ちを抱いたと思う。
「NUMBER GIRLがいた」
まるで妖怪でも見たかのような感想だが、それが本心なのだ。メンバー4人を見ること自体もそうだし、演奏そのものをとっても「NUMBER GIRL」だった。(実際はほとんど他人の後頭部しか見えてなかったけれども)
これだけ駄文を書いて尚、自分の語彙力のなさに辟易するが、NUMBER GIRLはカッコよかった。
ポケットに手を突っこんで
センチメンタル通りを練り歩く
17歳の俺がいた
(OMOIDE IN MY HEADの歌詞より抜粋)
OMOIDE IN MY HEADの一節だが、OMOIDE IN MY HEADを聴いていた17歳のときがフラッシュバックして泣いてしまった。ってかもともと泣くと思っていた。なんならイントロでウルウルだった。
MCではこんなことも言っていた。(正確な文言ではないけど、だいたい)
あの夏の、風がピューピュー吹いていた日のことは、
私の中では無かったストーリーになっています。
NUMBER GIRL自身のライジングリベンジあるだろうか。
あろうがなかろうが、たぶんあと何回か見れるだろう。
ヤバイ さらにやばい バリヤバ
(ZEGEN VS UNDERCOVERの歌詞より抜粋)
なNUMBER GIRLを。できればライジングで1発。
完結其の弐 東京スカパラダイスオーケストラ
NUMBER GIRL札幌(もといポロシャツシティ)公演から1週間後の1/27
絶賛デビュー30周年ホールツアー中に行うリベンジ公演「RSR2019 SUNSTAGE Typhoon Revenge!!」
その前日の岩見沢公演がすごくて、本当はその事も書きたいけど関係ないので泣く泣く省略。(岩見沢はテナーサックスGAMOの出身地で、かつ公演日の1/26は誕生日だった)
一応こんな感じでした。僕はなんと最前でした。
その翌日、平日月曜日のスペシャル公演。直前にパーカッション大森はじめの発熱による出演キャンセルがあったものの、公演は予定通りとのこと。大森さんリベンジ公演も待ってますよ(?)
そして気合を入れるためにRSR2019のリストバンドをつけてGO!!!
会場入りすると、まずスペシャルなこと①。
1日目で使用する予定だったリストバンドの配布!まさか2つリストバンドを付けることになるとは思わなかった。粋な図らい。
そうこうして入場開始から1時間経ち、公演開始!
ツアーとは違う、おそらくライジング出演時に着る予定だったスーツに身を纏った男たち。鳴らす音は最高。ツアーではやらない曲を聴いて「これやるつもりだったのか!?」と度々思いを馳せて、最新アルバム「ツギハギカラフル」からも多く曲をやって、どこからどこまでがライジングのセトリかどうかわからないくらい圧倒的だった。加藤さんがMCで「メキシコで大きな賞をもらって、戻ってきてからのライジングだったから、南米ツアーでやった曲を多く入れる予定だった」的なことを言っていた。Call from Rioなんかその辺の雰囲気を非常によく感じた。
途中のスカパラ奇跡のメンバー紹介でスペシャルなこと②。
スカパラの物販紹介担当メンバーはこの日出演できなかった大森さんなんだけど、ベース川上さんが大森さんのお面をつけてしゃべることに。(本当前日のGAMOさんのお面で味をしめたなスタッフ)
そもそもツアーでもないのにグッズ紹介いる?と思ったら、大森さんに変貌した川上さんからはこんな紹介。
・公演名、ライジングのロゴ、スカパラのロゴを印刷したトートバッグ!
・ライジングのタオル!
・ライジングのキーホルダー!
・ライジングのステッカー!
・ライジングの缶バッジ!(スカパラとライジングのロゴの2つ)
ほえー!すごい!これ抽選とかするのかな!!欲しいなドキドキ!!でも当たらないだろうな…って思ってたら、
「これを公演終了後、出口で配ります!」
え、全員もらえるの?応募者全員サービス?定額小為替いらない?大丈夫?????
すごい。すごすぎるよ。WESS頑張った。そりゃチケット高いわけだ。。。。
写真は帰ってから撮ったやつ。
そして当日までよく話されていたのが「ゲストボーカル」の登場があるかどうかだった。安くないチケット代に「これはゲストあるのでは…」とみんな好き好きに予想した。ちなみに僕は奥田民生、細美武士、峯田和伸の誰かと予想していた。これがスペシャルなこと③。そうゲストの登場である。
本編も後半、鳴り響くあのイントロ!!!!!!!!!
登場したのは!!!!!!!!!!!!
チバユウスケ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もうなんなの。最高じゃん。
予想とかどうでもいい。感情が爆発した。会場のボルテージが最高潮に上がるのを全身で感じた。
本編でカナリヤ鳴く空、Dale Dale。アンコールでROSIE(THE ROOSTERS)、Jamaica Ska。4曲。濃ゆい。この4曲のためにだけ寒い北海道まで来たのだろう。まさに盟友。
アンコールでJamaica Skaを歌い終わって、最後「スカパラだけでもう1曲やれよ」ってハケる男なんだよチバは。
そしてそれに応えるんだよ我らがスカパラは。ちょっとメンバー内で話して、
加藤「初めてライジングに出演したときにやった曲やります!」
やった曲は!!!!!
5 days of TEQUILA!!!!!!!!!!!!!
聴いたことない人はこんな駄文見てないでサブスクの画面を開いて今すぐ聴いてほしい。超超超名曲。スカパラの中でもカッコいいに振り切った最高のスカ!
もう完全燃焼と言っていいでしょう。スペシャルにスペシャルをトッピングしたスペシャルフルコースを堪能した。
2020年1月27日(月)。季節は完全に冬。外も痛いくらい寒い。でもペニーレーン24は、確かに2019年8月16日(金)。夏だった。
お客もリベンジだった。千歳まで来ながら泣く泣く折り返し東京へ戻ったスカパラもリベンジだった。
公演が始まる前に登場したのは、正確にはスカパラではなく、RSRのプロデューサー兼スカパラブッキング担当のWESS 西木さんだった。
西木さんはこんなことを言っていた。(ざっくり、記憶も乏しいが)
みなさん御存知の通り、2019年のライジング1日目はライジング史上初めて中止となりました。我々も本当に悔しかった。悔しかったからリベンジ公演をやりませんかと連絡を入れたら、スカパラは2つ返事でOKしてくれました。
入場時に配ったリストバンドは1日目で使うはずだったリストバンドです。今日だけここは2019年8月16日、ライジング1日目です!それでは登場してもらいましょう、サンステージ1発目、東京スカパラダイスオーケストラです!!
そこからスカパラが登場したのである。その場にいた全員が遺恨なくリベンジを果たした。もちろんチケットがとれず来れなかった人、スカパラの大森さん等あの日悔しい思いをした人全員が揃っていたわけではない。でも、リベンジの場を用意し、リベンジを果たした。WESSとスカパラの信頼関係あってのものだと感じた。
2020年1月。僕の長いようで短いようで、でも長かったRSR2019が終わった。ありがとうNUMBER GIRL。ありがとう東京スカパラダイスオーケストラ。ありがとうWESS。
今年ももう2月。RSR2020のチケット戦線が始まる。
今年は晴れるだろうか。
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