【本レビュー】エフォートレス思考
note1年間継続したので、今後は内容絞って投稿にしようかと思います!
今回は、読了した本の紹介します。
グレッグ・マキューン氏の著書、「エフォートレス思考」です。
前著の「エッセンシャル思考」の続編です。
エッセンシャル思考では「何をやるか」について、言い換えると大量のタスクや情報の中から本当に重要なものだけを選び取るための方法について書かれていました。
今回のエフォートレス思考では、「どのように実践するか」、言い換えると選び出した重要なものについて、よりスマートにノンストレスに行うための方法について書かれています。
シンプルに感想を言うと、ひろゆき氏の著作「1%の努力」にも通ずる内容があるなと感じます。
ひろゆき氏の本は簡潔にわかりやすく、誰にとっても身近そうな出来事を具体例にとって説明していますが、「エフォートレス思考」では著名な方々の事例(外国企業のCEOや作家さんなど)も用いて説明されているので、いかにその方法論がどんなレンジでも用いることができるのを理解できる機会になりました。
本書の中でぼくが一番印象に残ったパートは、「早く着くために、ゆっくり進む」です。
これ、本当?と読む前は思っていましたが、読んでみると納得の1文。
ペースを早くしても、結局求める成功に早く辿り着かないこともあるのです。
南極点への到達への挑戦で、スコットのチームは天候が良い時になるだけ距離稼ぎをして進むことにしたのに対し、アムンセンのチームはどんな状況でも等距離進むことにしました。
結果、アムンセンのチームはスコットのチームより一ヶ月早く到着し、無事帰路についた一方、スコットのチームは帰り道で全員が凍死してしまいました。。
この例から言えるのは、最初から大きな目標を設定してたくさん進もうとするとすぐに疲れて、準備不足になり、注意散漫になったり、、などなど悪循環にはまる、ということです。
全力疾走はリスクが大きい、、逆に、ちょうどいいペース配分を設定するのが良いと著者は言います。
ベンチャーでイケイケで「どんどんやったれ!」みたいな雰囲気ではなく、「今日は最低ここまで、最高でもここまで」と決めて進めると、無駄に疲れることなくペースをキープでき、最高の成果を得ることができるのです。
これ、仕事でも実体験として、無理やり実験等で残業するとその後のパフォーマンスに出てしまう、というのがよくあるので、かなり理解できるポイントだなと思いました。
仕事の進め方もそうですし、生活や人生設計においても同じことが言えるかと思います。
現在まさに転職活動中ですが、同時に本業をしていたり、資格勉強をしていたりします。
どれも1日最大限やろう!と意気込んでいましたが、結局両立できていないのが現状。。
今日やる分に関して上限と下限を決めて、決まったルーティンで行う。
これこそがエフォートレスな行動であり、成果を最大化するために必要なことでありますので、
がむしゃらも時には大事にはなりますが、ほどほどに、先を見据えてコツコツの路線を第一に考えて物事に打ち込んでいきたい、と思います!