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オーバー・ザ・リミット 新体操の女王マムーンの軌跡

中高6年間は新体操に夢中で、練習と試合に明け暮れる青春時代を送っておりました。

スポーツとしてはそこまでメジャーではないので、まさか新体操をテーマにした映画が誕生するとは夢にも思わず、劇場に足を運んだのでした。

新体操、器械体操などは選手生命が短い競技ですので、オリンピックを目指すだけでも実力と運(タイミング)が合わなければ叶うことはありません。

新体操大国ロシアの代表というだけでもすごいプレッシャーであり、その上オリンピックで優勝を勝ち取らなければいけないという状況。

若くして常にギリギリの精神力で現役生活を送る姿に終始涙が止まりませんでした。

幼い頃から活躍するミュージシャン、俳優、アスリートに通ずる虚無感。自分の喜びのためということは許されず、ひたすら期待されることを続けるしかないという状況。

有終の美を飾りようやくいろんなことから解放された彼女には、「お疲れ様でした」としか言いようがありません。

現在のマムーンのインスタグラムなどで垣間見られる笑顔には勝手にこちらが救われてしまいます。

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Komon
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