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VirtualMarketでワールド作りました

VRChatという世界

VRChatというゲームを御存じですか?
2017年から始まり、世界中の人々を魅了したVRゲームです。コンテンツ投稿型のゲームで、中にはプレイヤーが作った色とりどりの世界があります。
プレイヤーは世界の中に”入り”その場にいる人たちとの交流を楽しむ、多人数同時体験型のゲーム。というか、ゲームじゃないですw。交流(Chat)を目的としているので、SNSと言った方が近いですね。多人数同時参加型オンラインゲームから、開発者が用意したゲーム要素を取り除いて、人と人との交流をメインにしたものです。

VirtualMarketとは

その中で年2回行われているイベントがあります。それが「VirtualMarket」
今回は「Vket2022Winter」というVirtualMarketとしては9回目のイベントになります。

配布アバターのVketにゃん。会場の道案内役です

仮想空間で何を売っているのかイメージしにくいかもしれませんが、アバターなどの3Dモデルやゲームシステムそのものを売ったりする、プレイヤー主導のフリーマーケットです。広い意味での個人制作発表会ですね。
クオリティも方向性もさまざまで、ハッキリ言ってカオスな市場です。そういうところが好きなんですけどw

個人ブース。このワールドでは台座に置かれるかたちでの展示

コンセプトワールド

VirtualMarketには様々な種類のワールドがあります。ファンタジーだったりSFサイバーパンクだったり、ゆめかわでふわふわな空間だったり現実の都市を模倣した世界だったり、そこにVRならではの表現を入れ込んで、出展者はその世界になじんだブースを作ることができます。売るものだけではなくブースの外装も参加者自身が手掛けるため、コンセプトがあった方が合わせやすいところがありますからね。

ショッピングモール風のワールド。さまざまなテナント出店がある
札幌を舞台にした企業展示専用ワールド
現実の雪祭りと同じく参加者が作った雪像が飾られたりする

CosmoTravel Elevator

今回私が作ったのは、異なる世界をエレベーターで移動して、エリアごとにまったく風景が異なるワールド「CosmoTravel Elevator」です。
まるで宇宙を旅している気分が味わえる、ある意味カオスの代表格みたいなところです。
現実離れした現代、ディストピア的未来とポストアポカリプス、既に滅んだ過去の遺跡群、魂と叡智が保管されてる場所…2ワールド分合わせると全部で9つのエリアがあります。
私はモデラーなのでこれ作るのめちゃめちゃ苦労したぞうおー!って話をしたいのですけど、まあそれは置いておいて、カオスなワールドを作るというミッションは達成できたと思います。温泉いきてー!

制作中はアカシックレコードと呼ばれていた場所
邪教を信じた文明の遺跡
文明の黄昏。ポストアポカリプスな世界
「夏」を感じさせる曖昧な世界

イベントを通じて

割ともりもりなワールドを作ったのでめちゃめちゃ多くの物事を決める苦労もあり、色んなものに手を付けられる楽しさもあり、超超充実した3カ月でした。こっそり隠し要素なんかも入れたりして、自由にやらせてもらいましたとも!

といっても一人では到底できないことばかりでしたので、以下私信となります。美術設定・コンセプトアートを描いてくださった時代ミツル先生、音楽のyuugen6さん、ギミックのCandyちゃん、制作進行のぴゅあ吉さん、ストーリー制作の林啓二さん、空間設計のあおみさん、プロップ制作してくれたakiminさん。その他多くの協力いただいたVketスタッフのみなさま、本当にありがとうございます!一緒に作ってくれた世界を発表できてうれしいです!

こんな場所があるんだーと行ってみたくなった方がいたら、ぜひお友達と回ってみたください!制作話を云々かんぬんと聞くよりも、友達と一緒に見て回ったという体験が一番思い出深いものになります。
VRChatは気軽に友達を作れる場所なので、一度来てみてください。

また次のワールドでお会いしましょう。

設定資料とか実は置いてる


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