鬱病患者、休職初日に人生で初めてパチンコを打つ
会社でわかりやすいパワハラに遭い(主に暴言)、メンタル激折れ、人生で二度目の休職期間に突入・・・。
「今の会社を退職するときは『寿退社』がよかったなぁ・・・。」と思いつつ、自分の特性と会社の業務のミスマッチがいよいよ限界を迎えていたのも事実。
駆け込み寺にて年甲斐もなく、感情爆発大号泣→からの休職診断書get。
もう退職しかないというところまで追い詰められていたけど、主治医からの「とりあえず休みましょう。」という言葉で少し冷静さを取り戻し、休職手続き開始。
大事だよね、冷静な第三者の目・・・。
ユニオンサポートや労働相談にも連絡し、私がされたことは「パワハラ」にあたると言われたけど、証拠が弱い部分がある・・・。
※会社から謝罪してほしい・・・と伝えたけど、「謝罪」という行為だけを求めるのは難しいらしい・・・。
この辺の話は、おいおい記していければと思うけど、今日は別のこと。
処方薬を飲んでも、なかなか起き上がれないここ数日。
自宅では汚部屋でずっとYoutubeを眺めるか電子書籍(ほぼマンガ)を読む日々・・・。
よく見るYoutubeがいくつかあるが、その中でも繰り返し見るほどハマっているのが「くずパチ」。
「空気階段」の鈴木もぐらさんと、岡野陽一さんがパチンコで乗り打ちする番組。
私は人生でパチンコ、パチスロをしたことは一度もない。
せいぜいゲームアプリでかじった程度。
学生時代、深夜にやっていたパチンコ番組をトークが面白いな・・・と何回か見たことがあるくらいで、どちらかというと、煩くてタバコ臭いイメージがあってパチンコは敬遠していた。
そんな中、ルールも全くわからないけど二人のトークが面白くて繰り返して見るようになったYoutube番組「くずパチ」。
もう「後は野となれ灰となれ期」真っ只中の私は、無性にパチンコをやってみたくて仕方なくなる。
コロナ禍だろうが、営業しているんだから問題あるかいっ!!
休職中もパチンコに行くのは問題ないって、ネットに書いてあったもん!!
休職前の上司のあまりにも事務的な会話にも無性で腹が立ち、ヤケクソで、本日人生初めてのパチンコに行ってきました。
パチンコ、パチスロの初心者に向けたYoutube動画を何本か見て、ネットでもなんとなくルールを調べて、いざ出陣。
10時開店だったのだが、9時過ぎの段階で抽選で人がすでに並んでいた。
「『くずパチ』で見たやつだぁ〜。」と整列する人たちを見て感動するも、並んだところでそもそも何を打つかも決めてないし、初めてのパチンコ店で迷子になるのは目に見えていたので、私は近くのコンビニに車を止めて様子を伺っていた。
10時過ぎになんとなく列も無くなったところで入店。
どこに何があるのか全く分からないのでフラフラする。
「1円パチンコ」の文字!
「初心者おすすめってネットに書いてあった台だー」と、初心者おすすめの台、そして初心者おすすめの機種とこれまたネットに書いてあった「海物語」を初めて打つ。
サンドにお金を入れて、玉を借りる・・・。Youtubeの「パチンコの打ち方」動画で見たままのことをやってみる。
玉が発射され、見様見真似で真ん中の穴目掛けて打ってみる。所々「これが保留かぁ。」などど、演出画面を見ながら打ってみるも、なかなか図柄が揃わない。
1円だからとしばらく打ってみるも、全くあたる気配がない。
ビギナーズラックって何かね・・・。
2,000円ぐらい使ったところで、早々に諦め、パチスロに行ってみる。
私は目押しができない。
どうなんだ?と思いつつ、「くずパチ」で話題になっていた機種、スーパーリノMAXとOZ-1を探す。
・・・どこにもない。
あれ、本当に希少種だったんだ・・・。
と、改めて動画で言っていたことの正しさを知る。
そして、これまた初心者向けとネットに書いてあった「ジャグラー」を打ってみる。
全くルールはわからないが、3000円突っ込んだところで「777」が揃い、まさかの大当たり。
隣のお兄さんが私の大当たり音が嫌だったのか、しばらくしたら席をたった。
パチンコより、こっちの方が面白いな・・・と思い、メダルが無くなったところで、パチスロ「北斗の拳」をやってみる。
これはアプリでスロットやったことあるし、パチンコよりは楽しめるはず・・・
・・・ダメだった。
これから先慣れることがあれば楽しめるかもだが、そもそもリールを見るのに精一杯で、せっかく大好きな「北斗の拳」の演出と言われる画面も全く
楽しむ余裕がない。
・・・今のところ私に演出画面は不要そうだ。
再び、「ジャグラー」に戻って、打ち直し。
この時点で、6000円マイナス。
いよいよ福沢諭吉の登場。
鬱病患者、初めてのパチンコ店にやめ時を見失う・・・。
しかし、やり始めると、小役は揃えられるようになってきた。
時間持ちはめちゃめちゃいい。ただし、マイナスだけど。
確変や、設定など何もわからず、ただ図柄を合わせることだけに集中して打っていたら、後ろから50代ぐらいのおばさんに声を掛けられた。
おばさん「7揃った?」
私「揃ってないです。」
おばさん「『go』が台の下に出ているから、こうやればすぐに揃う」
・・・と目の前でパンパンパンとボタンを押し、あっという間に「7」を揃えて、当たりを出してくれた。
あまりにもあっさりと当たりを出すおばさんにびっくり。
「ありがとうございます。」と言った時にはおばさんは消えていた。
目の前の大当たりの演出に呆然としながらも、当てていただいた分、取りこぼさないようメダルの回収に励む。
そして、いつの間にか当りは終わっていた。
会社での苦しさを一瞬で吹き飛ばす人の優しさに触れた瞬間だった。
この話には続きがあるけど、長くなったし、私の体力もまだまだなので、一旦この辺で。
文章、整理してまた書きます。