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エッセイ|冬の香りは石油ヒーターの匂い #青ブラ文学部

山根あきら様「青ブラ文学部」企画に参加します。

お題は「冬の香り」です。
冬の香りで私が思いつくのは、石油ファンヒーターの匂い。

スイッチを入れて少し経つと、ボンッ!と燃焼が始まる。
その時にする、炎の燃える匂い。

あぁ冬だなぁ……
外は寒いけど、部屋は暖かい🔥
と、しみじみ思います。

と、ここまで書いて思い出しました。
東京で暮らしていた頃何度か引っ越しをして、全ての物件で「石油ストーブ、ファンヒーターNG」だったことを。
火気が危ない、一酸化炭素中毒が危ない、
理由はそのあたりなのでしょうね。

今はいろいろな暖房器具がありますが、
寒さの厳しい東北・北海道では、石油ファンヒーターを使っている家庭が多いはず。

難点なのは、給油。
ガソリンスタンドに行って、18Lの赤いポリタンクに灯油を入れてくる。重い!
そしてファンヒーターの灯油が切れたら、専用ポンプでポリタンクからヒーターのタンクに灯油を移す。
どちらも面倒でね……

特に、ガソリンスタンドに出向いての給油。
まだ残っているし大丈夫~、と先延ばしにしていると、
なぜか荒天の日に灯油が底をつき、吹雪の中給油に行く羽目になる。
そんな「北国あるある」(私だけ?)

そして、灯油はちょっとその辺に付着しただけで臭いがすごい!
同じ「冬の香り」でもこちらは勘弁……

うんと寒い地域なら、屋外に大きな灯油タンクを設置している家も多いでしょう。それなら給油ストレスはゼロなのですが。
なんだかんだ宮城はそこまで寒くはないので、灯油タンクを置く家は少ない。我が家もそうです。
ということで冬は、地味に給油ストレスと戦っています。


ちなみに、冒頭の炎が燃える匂い。
私は好きなのに、小学生の長男は
「ちょっと煙くさくない!?換気換気!」
と敏感に反応します。
この前は遊びに来た長男のお友達にまで、言われました。
きっと学校で、ちゃんと換気しましょう、と教えてくれているのでしょう。

幸せな炎の匂い🎵なんて思っていたけど、
一酸化炭素中毒の恐れがあるわけだからね。。
幸せな冬の香りは、実は危険な香りなのでした。

換気はしっかりと😌



いつも企画、ありがとうございます❄️⛄


#青ブラ文学部
#冬の香り


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