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物価高がきついけど

物価が本当に上がっている。きつい。
どの商品も、最低2-3割は上がってる感がある。
(100円だったものが、120-130円になっているイメージ)
正確なところはわからないけど。

長いこと海外旅行にも行っていないので、海外の物価が上がっているのにも気づかなかった。
10数年前は、東京の物価は世界の中でも高いなんて言われていたのにね。

いつの間にか、日本の物価は相対的に下がっていた。
何年も前から、インバウンドの観光客は、日本の安い物価で遊んだり買い物するのが目的だったという。
コロナ前は、日本のおもてなし力のおかげで観光客が!という論調だったよね。
(それももちろん、なくはないんだろうけど)

少し前から急に「日本の物価は安すぎてヤバい」という報道が増えてきて、そうなのかと思ってたら、すぐに物価が上がり始めた…

きついけど、物価上昇絶対反対、というわけではない。

昔母親(現在70代)が、子どものころはお菓子が〇円だったとか、考えられないような安い物価だった話をしてくれたことが、よくあった。
(〇銭、とかも言ってたかな…)
だから、2,30年経ったら物価が上がるのは当たり前だと思ったのに、自分が大人になったらそうじゃなかった。

むしろ私が大学生だった90年代半ば頃と比べると、物価は横ばいどころか下がっている気がする。
たとえば、薄手のタートルニットがほしくて、3900円のものを見つけたのだけど、少し予算が厳しいことがあった。
もう少し安いのはないかなぁと、店から店をかなり探し回った。
でも2900円になると素材がベロベロに安っぽいのしかなく、結局3900円のを買った。

今はGUや他のいろんなブランドで、1000円前後で、まぁまぁの質のニットが買える。
日用品も、今のように100均チェーンも充実してなかったので、もっと高い値段で買っていた。

だから、母親みたいに
「昔は10円だったのに今は500円もするのね。何でも高くなったね」
ではなく、
「昔は3900円のニットを買うしかなかったのに、1000円で買えるんだね。今は何でも安いね」
と言っている。
昔より今は何でも安いねなんて、何かおかしいんじゃないか、と、物価が上がる前からうすうす思っていた。


物価が上がることで、企業に余裕が出て、我々のお給料が上がるなら、それは受け入れないとと思う。

でも今のところ、苦しい思いをしているのが末端の庶民だけ、みたいな感じがどうもね…
企業とかも、苦しいのかもしれないけど。
この物価高を耐えればお給料が上がるのかどうかも、なんだか懐疑的。


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