「今、此処にあることに感謝」 #22
心の余裕度は、その人の人間性を高めるのに大きな影響を及ぼす。
しかし、心の余裕を持つためには、様々な外的要因と内的要因を満たさなくてはいけない。
外的要因とは、主に経済性と環境的な部分に依ることが大きいだろう。
そして内的要因とは、自分の在り方である。
例えば外的要因だけが満たされても、自らの在り方が蔑んだ考え方を持っていれば、心の余裕度は低く、故に人間性も低い。
また内的要因だけでも、前者よりは優位性にあるが、対人関係における環境的な部分で心の余裕度を保つことは難しい。
例えば、毎月100万円苦労なく振り込まれる人と、明日の食事もままならない人とでは、その心の余裕度は大きく変わってくることは想像つくだろう。
人間関係においても、愚痴や人を蔑むような人たちが集まる環境にいる人と相手に優しくできる環境にある人とでは心の余裕度は大きく違う。
しかしどんなにこの二つが満たされていたとしても、自分の心が金が全てだと思っていたり、相手にGIVEするどころか相手を蹴落として成り上がる思考の人などは、やはり心の余裕度はないに等しい。
では、この自分の在り方というのはどのように鍛えていくのだろうか。
それは日々の積み重ねの修練にしかないというのが結論だ。
一日二日で聖人に慣れることはなく、また積み重ねてきても一度の過ちで全てが崩れてしまうほど、この在り方を磨き続けることは難しいことなのである。
(下書き中)