「内なる自分を旅しよう15」 #66
前回のあらすじ 「内なる自分を旅しよう14」
〇社長としての学び1
・ビジョンを示し、伝え、チーム一丸となって目標地点に向かうことが使命
・伝わるまで、浸透するまで、その会社のビジョンを叫び続ける
社長としての学び2
社長とは船の先導である。なのでその方向性を指し示すことは課せられた使命だ。
では、どうその方向性を指し示していくのか。
ここが重要である。
最低5人までは1人1人どぶ板営業で思いを伝えていくしかない。
学校を思い描いてみると分かりやすいが、基本的に1人対大多数の場合、その1人に圧倒的カリスマ性がない限り、全員に想いは届かない。
否、圧倒的カリスマ性があったところで、それは1人1人のどぶ板営業での想いの伝え方には到底及ばない。
例えば、ソフトバンクグループの孫正義会長やユニクロを起業したファーストリテイリングの柳井正会長ですら、複数人を集めてお話される場合、それが同じ温度で伝わる人は本当にごく少数だと思う。
しかし、それが1対1でお話されたらどうだろうか。
熱意の伝導率は確実に変わるはずだ。
そう、社長としてよくありがちなのが、このどぶ板魂とでもいう、一人ひとりにしっかりと想いや熱意を伝えるのを忘れるという作業だ。
自分ひとりで到達できる限界地点というのはある。
その所帯が大きくなればなるほど、実現可能な範囲は大きくなるが、その分想いの統一化をはかるのは難しくなっていく。
だからこそ、常にどぶ板営業精神を忘れてはいけない。
そして、そこを軸として展開していく以外に、発展はない。
なぜなら、想いの濃度は、その規模、時間、リーチ度で薄まっていくものだからである。
・後にも先にも、どぶ板営業魂。
・それで5人の想いの伝道者を作る。