見出し画像

腸活を[Spotlight Insight]

不健康になりたい!と心から思って、食生活を行っている人はそうそういないであろう。

しかし、ついつい世に溢れる不健康食品に手を伸ばし、一時の幸せを享受してしまう人は多い。

そこには、健康食品に対しての間違った先入観不健康食品の悪魔的な誘惑によるところがあると思う。

だからこそ、健康を損ね、生命の危機を感じない限り、人はその呪縛から解き放たれることは難しい。

ここは予防の難しいところである。

画像1


そんな中で、私が現在、腸活に意識を向けているのはなぜか。

生命を脅かされるような大病を患ったわけでも、食を通して不健康を感じるような状態にいるわけでもない。

周りを見渡してみても、身近に死とか病気に向き合わなくてはいけない環境があるわけでもない。

なので、そうならざるを得ないような大きなきっかけみたいなものは存在しない。

俗にいう中年の肥満体型ということ以外に特出して際立った特徴はないのである。

そんな私が、腸活を意識するまでには何個かのフェーズがある。

そのフェーズを通して徐々に意識が芽生え、腸活というところに行きついたというのが妥当であろう。

フェーズ⓪ もともとの食生活
とりわけ20代前半~30代中盤までの食生活といえば、外食よりも家で食べる手作りご飯の方が好きだ!というくらいのもので、何か意識をして健康意識したことはない。
どちらかといえば不摂生な食生活で、カロリー摂取的な面からいえば、オール1~2をもらえるくらいひどいものであった。
運動することはほぼなく、お酒を飲む量も潰れるほどに浴びる量のお酒を飲んでいた。
ただもともとが健康体質だったお陰様か、数値的にも中性脂肪が高い以外には問題は見当たらなかった。
フェーズ① 筋トレ意識期間
昨年の7月くらいのことであるが、筋肉質な方々とご一緒する機会があった。その集まりの趣旨としては、肉を平らげながら語らうというものであったので、肥満体型な私が参加したところで場違いということではなかったのだが、そこに参加されていた方々全員が同世代にも関わらず筋肉マッチョな方々しかいなかったことに刺激を受け、私も日々の生活の中に筋トレ時間を取り入れることになった。
それによって、3ヶ月ほどでマイナス5キロ落とすことに成功した。
しかしながら、そもそも自分の体に向き合う習性がないことから、中肉中背という淫らな体になっていることからもわかる通り、自分を追い込むほどのモチベーションもなく、この3ヶ月で筋トレでの朝活は停滞し、気が付いたら三日坊主的な感じでフェードアウトしていた。
フェーズ② 体質改善期間
次に訪れたのは、それから1カ月後くらいにひょんなことから参加した「体質改善講座」をきっかけにしてである。
なぜその会に参加したのか、明確な動機は思い出せないのであるが、体重はマイナス5キロから維持していたものの、そこから再度筋トレを再開する活力はなく、ただなんとなく痩せたいなぁ~という潜在意識が反応したものと思われる。
その講座は、自身の経験からビーガンになられた方が、その考え方をもとに講座を開かれたもので、そこで得た知識は今までの自分の固定概念を壊してくれた。
例えば、「一日3食が基本」という考え方や、「肉や炭水化物は必ず摂らなくてはいけないもの」という意識から、お腹がすいてなくても朝食は必ず食べていたし、肉や炭水化物を食べないという選択自体が思いつかばなかった。
しかし、よくよく考えてみれば、人間の祖先であるとされる猿は基本的には草食であることが多く、ゴリラとかはそれでもあの立派な体格でいられるということは、人間自身も肉を食べなくてはダメとか、肉を食べないと筋肉はつかないということはないのだということを物語っており、そこには大きな情報の過ちが存在している。
そして、この固定概念からの脱却により、21日間の体質改善により、1日1食でもよくなり、それに伴って滞っていた体重の減少や集中力などのパフォーマンスにおいても改善が見られた。
フェーズ③ ぬか漬けから腸活への目覚め期間(現在)
体質改善により、私の食生活は大きく変わった。
フェーズ①の頃から比べると体重はマイナス7キロ落ち、15年ほどお付き合いしていた大台の体重を下回ることができた。
しかし、大して目立った運動をしているわけでもなく、勿論筋トレを再開するわけでもないので、体重はその大台を下回ったぐらいのところで再度停滞をはじめ、仕事が忙しくなったことでのストレス食いや単純なお仕事絡みの余剰カロリー摂取によって、弱肥満くらいのところで落ち着いていた。
そんなある日、ふとスーパーに買い物に行くとぬか漬けキットが置いてあり、なんとなくそれを手にとり、ぬか漬けを始めることにした。
そこに明確な意図があったわけではなく、勿論ぬか漬けを買いにいったわけでもなく、ただなんとなく目についたので、買ってみたという具合だ。
帰ってさっそく、ぬか漬けデビューをしてみた!
とりあえずざっと説明書を読み、捨て野菜が必要とのことで、大根の皮やニンジンのへた、玉ねぎの端っこなど、手あたり次第に入れてみた。
そして2~3日経ってそれらの野菜を取り出し、ふと味見してみると、なんとも美味しかった。
普段当たり前に捨てるような部分がべらぼうに美味しい。

僕は貧乏性なので、極力無駄を作りたくない。なので、使える部分は極力使い切りたいと思っており、例えばご近所様から頂いた大根の葉などは必ず捨てずに大根の葉炒めなどにする。
しかし、さすがに大根やニンジンの皮やヘタの部分は捨てていた。
それが利用できるだけでなく、美味しいときたら、たまったものではない。
そこに大興奮を覚え、みるみるぬか漬けの世界にはまっていった。
そうして、知れば知るほど、ぬか漬けの効用の素晴らしさに触れ、またそこからもっと美味しくするためにはということで学びを深めていった。
それが腸活へと続いていくことになる。

今回の[Spotlight Insight] にて、
なんとなくいきついたと思っていた「腸活」にも、そこに至るまでの理由があり、そこを深堀りすることで、なぜいまそれに注視するかという明確な意味合いを再確認することができた。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?