「今、此処に在ることに感謝」 #19
人は、見たいものを見たいままに脳裏に世界を映し出す。
逆にいうと、見たくないものはそこにあったとしても見えないように脳内でかき消される。
よく「恋は盲目だ」と言われるが、
恋している間は、相手の良い部分が目について、何をしてても好き〜となるけれど、嫌いになった瞬間に、嫌なところばかりが目につき、しいては好きだった頃には良いと思っていた部分も嫌いになっていくのと同じで、
自分が生きている世界というのは、自分が思い描いた世界であると言える。
だからこそ、憎しみのフィルターを通して世界を見てしまうと、いろいろなことが凶器になり、敵に感じ、信頼と呼べるようなもののない荒れ果てた世界を生きることになる。
それが愛のフィルターであれば、優しみの溢れる人間関係を築き、心優しい世界を生きることが出来る。
つまり、自分が世界をどう見ようとして、それをどう解釈するかによって、同じ世界に生きたとしても、全く違ったストーリーになるわけだ。
今この瞬間から、これから歩み出すあなたが生きる世界の彩りをかえることは出来るのである。
どう生きたか?
ではなく、
どう生きるか?
幸せになりたいと思っている人ならば、幸せに生きるフィルターを。
お金持ちになりたいと思っている人ならば、お金持ちに生きるフィルターを。
モテたいと思っている人ならば、モテて生きるフィルターを。
まずそこを掛け違えている人がいるならば、どんなに望もうと思ったような人生を生きることは一生難しいだろう。
まず最初のステップは、あなたが掛けているフィルターはなんですか?
ということを、しっかりと認識すること。
そして、なりたい自分、生きたい生き方と違うのであれば、そのフィルターを取り外して、新たなフィルターを掛け直すこと。
自分が生きている世界というのは、自分が思い描いた世界である。