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ハンモックにゆられて

今日はハンモックの話をしたいと思う。

メキシコは、ハンモックがある家庭が多い。カラフルなものから落ちついた色。コットン素材からプラスチックのもの。様々なハンモックがある。

お昼寝したり、ソファーの代わりに座ったり。

我が家にあるのは、グレー、サーモンピンク、白、少し暗めの鶯色で、なんともいえない落ち着く色合いなのです。

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小さい頃から、何かに乗るのが好きだった。車、電車、船。

運転するのではなく、乗って振動を感じたり揺れを感じたりするのが好きだった。

ハンモックに座ったり、昼寝することは、なぜこんなに心地よいのか、、、

揺れるではなく、揺られる。

揺られる気持ちよさがハンモックにはある。

重力や遠心力のエネルギーで起こる揺れ。揺れに身を任せて揺られる。

私たちの周りには、見えないエネルギーがたくさんあり、わたしの力では、到底コントロールすることができない大きなエネルギーがあるんだなぁと思ったのです。

わたしはなんだか、こんな人生じゃなきゃ!とか、躍起になって未来のことを考えたりすることがよくあった。人生設計立てて、よし!と意気込んだり。でもそれは、周りから見た自分というものを意識していた人生だった。

大きなエネルギーの中で身体が揺られて心地がいいように、心も大きな流れに揺られているように、心地よい感覚を大切にしていきたい。

何気ない、心地よさ。

なぜ心地いいの?なぜワクワクするの?問うてみると自分のことに少し気づけた気がした。

日本のほぼ裏側のメキシコでハンモックに揺られ、日本のこと、日本にいる人たちのことに想いを馳せる午後。

あまり家から出ることができないけれど、静かに、大きな流れを感じる時間になっている。

そんなことを考えたメキシコ、トゥクストラでの今日だった。

¡Hasta luego! chao chao.





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