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39度の熱

昨日は一日寝込んでいた。2日前の仕事後。なんだかほわほわするなと思い体温計で測ってみたら38度とあった。

はやく寝なきゃと横になるも寝付けず。薬を飲み、ぼんやりとしていると鼻水が出るばかり。一向に眠たくならなかった。

結局諦めてリビングのソファで横になりながら万城目学氏の「鴨川ホルモー」、スティーブンキングの「小説作法」。中島敦の「山月記」を気が向くままに並行して読み進める。
ホルモーはなんかうまく頭に入ってこなくて、2ページ読んでは止めてって感じで。

山月記はページ数も少ないのですぐに読み終える。読んだのは2回目なんだけど、えらく心に響いた。

これはおれのことを書いている!」

と衝撃を受ける。

この一文。

「それは臆病な自尊心というべきものであった。己は詩によって名を成そうと思いながら、進んで師に就いたり、求めて詩友と交わって切磋琢磨に努めたりすることをしなかった。ともに、わが臆病な自尊心と、尊大な羞恥心との所為である。己の珠に非ざることをおそれるが故に、敢えて刻苦して磨こうともせず、又、己の珠なるべきを半ば信ずるがゆえに、碌々として瓦に伍することもできなかった。」

まさにわたしのことでした。なんたる。

キング氏の小説作法は、文章の書き方のところがものすごく有益なことが書いてあって、そこばっかり今も読み返している。生い立ちの中毒のところはいたたまれなくて一回しか読んでいないけれど。

そして昨日はまた熱が上がり38度から38,5度あたりをウロウロしていたけれど、夕方から39度まで上がって、よくわからないホルモーの夢を見てうなされる。何をどうやってもバスケットの上にものが上手く乗って話がうまくいくという書いてても全然意味がわからないんだけど、夢を見てるときは納得してる悪夢で苦しめられるけど、今朝になった熱も下がる。

今はどっと汗が流れてダラダラと肌を伝っている。これまで汗をだそうとしても全然出てこなかったので、うれしくてパンツ一丁でこれを書きながら汗を流している。

汗が流れきったらシャワーして仕事にいくつもり。


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