じいちゃんの独り言 169
読了 BAD BLOOD ジョン・キャリールー 訳 関美和 櫻井祐子
なんで詐欺師に騙されるかな?
って多数の人達は思っただろう。
訳者あとがきで関さんがエリザベスは現在ホテルの御曹司と結婚中とあり、本文前半で事業の行き詰まりを日本の東日本大震災のせいにしたりタフな生き方をしてる。
喋りや雰囲気でコロッと堕とす。
人たらしのスキルがあるんだな。
自分の経験に沿って考えると
スケールは違うがエリザベス・ホームズは耐震強度偽装事件で建物販売をした小嶋進氏の高学歴女性版じゃないか?と。
今でもプライベートで小嶋氏の喋りを生で聞く機会がある。冷静に考えると非論理的で、質問に対する答えにはなっていないのに聴いてる一部の人達をコロッと味方にする。
しゃべりだけを聴いてると抑揚をつけ鮮烈で宗教的だ。
四半世紀前だが仕事の同僚からオウム真理教の信者だったとカミングアウトされた。抜ける恐怖に囚われて中々抜け出せなかったと言ってたのと共通じゃないかな。
そして、お金を持ってる高齢者を騙した豊田商事営業の話「できないのはやらないからであり、やろうとしないからである」を思い出した。詐欺師はまさにこれに近いだろう。
全ては人間の「欲望」が原因。余りにも強すぎると罪になる。
サラリーマンの第一線から離れたが何のために働いているのか。誰かを幸せまで行かなくても他人の助けになっているだろうか?と道徳的に考えないと経験が役に立たない。
娘や孫達が
正義の反対は別の正義だ
という人に騙されないように。
関さん、櫻井さん良い本でした。
翻訳ありがとうございますm(_ _)m
追記
還暦を過ぎても人には「欲」がある。強さはだいぶ弱まってきたとはいえ、優先順位は変わっても「欲望」から離れられない。
特に「食欲」からは。。。
次に読む本がほしいものリストに入りました(笑)
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