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行政書士試験の学習初期は論点を完璧主義になってはいけない

行政書士試験の学習を進めていると、一定の点数を獲得できる実力(模試や過去問等で120点~180点程度)を備える段階に来れば、暗記したほうが手っ取り早く点数が伸びる論点もあります。

暗記は一つの受験テクニックではありますが、すべての論点を暗記する必要があるかと言われると、そういうわけではありません。


合格者に聞いても、ほとんどの論点を暗記したかと問われてYESと言える人はほとんどいません。


つまりは、ほとんどの論点を暗記していなくても合格することはできます。


※暗記できるのであればするのに越したことはありませんが。。。最初の学習での暗記は全然テキストが進まず焦りがどんどん生まれることになります。

法律の初学者が勉強初期から100%の完成度を目指すと良いことがありません。

翌日には前日勉強した論点は忘れているし、なによりも残っているページ数をみるとテンションが上がるわけがないのです。

では初期の勉強ではなにをするのかと言われると、問題演習を通じて各論点の概要理解です。


最初は肢別過去問題集を中心にとにかく問題を解きまくってください。

ほとんどの問題で間違えたりすると思います。

それで良いのです。

とにかく毎日、問題を解いて解いて解きまくりましょう。

そうして、複数回間違えたら解説を見たりテキストを見て、論点を理解するようにしましょう。

理想を言うと、まずは「各論点を説明できる」くらいまで理解をしてください。

※本書における「理解」の定義は、「結論」を把握していること。「要件や効果」を自分の言葉で説明できるレベルです。

次頁以降で詳細の説明をしていきますので、まずは理解が必要なんだという認識だけもっていてください。


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