【2020年版】行政書士事務所の開業準備、次に何を用意すればよいか?
「6年前に投稿したブログ記事」ですが、いまだにアクセスがあるので、最新の知見に基づいて内容をアップデートしてみます。
「行政書士事務所を開業するにあたって、何から用意すればよいか」というテーマで前回の記事を書きました。
クレジットカードを用意した次には何を用意すれば良いでしょう?
また、こちらの行政書士開業準備リストから1つ考えてみて下さい。
それと、クレジットカードですけど、
「REXカードが本当におすすめなのですか?」
という疑り深い質問が1件来ました(笑)
このブログで紹介しているアイテムや方法は、自分が使ってるもの・やっていることのみしか取り上げません。
エアーノウハウ、エアー経営の話をしてもしょうがないですから。
紹介したREXカードも実際に継続的に使っていて、その上でのオススメです。
ただですね、この質問はなかなか鋭くて、実は僕はもう1枚別のクレジットカードをメインに使っていました。
正確にいうと、複数人が関与していた創業9年目の事務所の決済にはREXカードを使っていました。
一方で、創業した行政書士事務所はまだメンバーが僕1人だったこともあって、別のカードをメインで使っていました。
重要なのは、
異なる事業部門であれば、別のクレジットカードで経理処理する
ということですね。
個人のサイフと事業のサイフは絶対にちゃんぽんしてはいけないのと同様に、事業部門が異なれば、それぞれの会計は分ける必要があります。
ごっちゃにするとすぐにわけがわからなくなるので。
さて、クレジットカードの次に何を用意するかですが、それは、
銀行口座
がよいでしょう。
クレジットカードと同様に、銀行口座も当然にプライベートの口座とは分けます。
銀行口座として、プライベート用の口座を事業用にも兼用するのは論外です。
くどいですけど、
会計を分けないと遅かれ早かれそのビジネスは終わり
ます。
さらに言うと、事業のお金を出し入れする銀行口座は、
・出金専用
・入金専用
この2つを最低でも用意した方がいいです。
で、その銀行口座の開設ですが、これは年々相当に厳しくなっています。
銀行の窓口に行っても、すぐには口座を作ってはくれません。
銀行口座を開設するときにオススメなのは、ネットや郵送で口座開設手続きを済ませることです。
これなら銀行の窓口で待たされることなく、口座を開設できます。
ましてや今は新型コロナウイルス対策の観点からも、外出せずに済ませることができる手続は、率先してオンラインで終わらせたほうがいいですね。
ただし、窓口と違って、ネットや郵送での銀行口座開設には最低でも1-2週間は日数がかかりますから、余裕をもって手続きをしましょう。
次に、どの銀行で口座を開設するといいか。
これは、開業時によく考えて選択しましょう。
とりわけ、お客様に代金を入金してもらう銀行口座は、
メガバンクで、かつ地名としてブランドがある支店
を選んだほうがいいと個人的には思います。
地名としてブランドがあるとは、
・八千代銀行 練馬平和台支店
・三菱UFJ銀行 霞が関支店
どちらの支店が所帯じみてるか、ということを考えてみるとよいと思います。
(上記はいずれも架空の支店です。)
ネット銀行をメインバンクにするのも、軽く見えるのでオススメしません。
楽天銀行ジャズ支店
とか、少なくとも行政書士事務所の入金用口座としてはあまりふさわしくないように思えます。
さらに言うと、
入金用の銀行口座には、メガバンクのハイブランド支店を選ぶ
これには現実的な理由もあって、田舎の銀行や住宅地の支店だと、統廃合でその支店がなくなってしまうことがあります。
そうなると、将来的にお客さまへの口座変更の案内をはじめとする各種の変更手続をしないといけなくて手間です。
「メインの取引支店が家から離れていると不便じゃないの?」
と考えるかもしれませんが、取引はすべてインターネットバンキングを使うから全く問題ありません。
「住所から一番近い支店じゃないと口座を開設できないと言われた」
これは窓口に行って口座開設する時の話で、郵送やネットでの口座開設であれば、支店は自由に選べました(最新の事情は各自調べてみてください)。
(註: 取引支店のチョイスは、融資が絡むと事情が異なります。そのことはまた別の機会に言及します。)
一方で、出金用の銀行口座は対外的に見せるわけではないため、ネット銀行でもよいでしょう。
出金用の銀行口座を選ぶポイントは、
・銀行振込み手数料の無料回数が多い銀行を選ぶ
・ネットバンキングが使いやすい銀行を選ぶ
ことの2点です。
今のところ僕たちの行政書士事務所では、
三井住友銀行を入金用の銀行口座に、
みずほ銀行と住友信託銀行を出金用の銀行口座をに、
それぞれ開設しています。
出金用口座の具体的な使い分けについては、また改めて記事にしたいと考えています。
追伸: 「個人の銀行口座で事業用の決済をしていいのか」については、その辺りのことは各銀行でルールが異なるはずです。
追記: クレジットカードを作って、銀行口座も開設した。その次に準備するのは何だと思いますか?
答えはこれです。
次回は、上記の記事をアップデートして投稿する予定です。
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