未来は暗い
この間、友人の結婚式に出席した。綺麗なドレスと素敵な演出、ご両家の挨拶に感動し、結婚って良いなあと素直に思った。
寄り添う相手がいない私は周りからすれば寂しい人間に見えるのだろうか。恋人のいる友達たちは皆口を揃えて「運命の人は必ずいる」と言う。その言葉は信用していいものなのか。私に友人のような幸せな結婚式を挙げられる日は来るのだろうか。
最近は風呂に入ることができない。バイトも遊びも楽しく活発に動いているが、夜家に帰ると突然眠気に襲われ、すぐに床で寝てしまう日が増えた。そんな酷い話を親に相談した。結構真面目に。親は汚い、と馬鹿にすることなくせっせと洗濯物を畳み、脱衣所と風呂場の電気を付けて、脱衣所をヒーターで温め、私が今すぐに風呂に入れるよう準備を済ませてくれた。そこまでしてもらわないと風呂に入れない状況だとわかってくれたことに感謝した。久しぶりにちゃんと風呂に入れた気がした。そんなんじゃ、結婚どころか一人暮らしもままならないだろう。
私よりも一つや二つ、周りの友人たちのライフステージが上がっていることに喜べない。自分と比較して「自分は何をしているんだろう」と落ち込む。友人の幸せを喜べないことにもまた落ち込む。
朝は起きれず夜は風呂に入れない。バイトして得たお金も貯められない。4月から社会人という未来に希望はいつ抱けるのか。未来は暗い。