kintoneの小技 ~ なんちゃってGoogleカレンダー連携
こんにちは!髙木 咲希(ぎっさん)です!
今日はkintoneとGoogleカレンダーの連携をJavaScriptのカスタマイズ無しに行う方法をご紹介します。
(kintoneの登録内容をGoogleカレンダーに反映させるという設定について書いていきます。)
「なんちゃって」と言っている理由は全自動で連携されるわけではないからです。2クリックぐらい手動で行う必要があります。ただ、Googleカレンダー開いて、必要な情報を入力するという行為よりは手間が省けると思います。
kintoneのライトコースを申し込んでいらっしゃる方はJavaScriptが使えないのでもし良かったらこの方法で乗り切ってみて下さいー!
kintoneについては下のnoteを参考にしてみて下さいー!
勿体ぶる程のものでは無いので早速設定方法をお伝えしていこうと思います!
利用するフィールドは「文字列」の自動計算という設定です。
自動計算ではその名の通り、計算式を入力することで任意の文字列を作成する際に利用します。入力する値は下の文字列です。
サンプル )
"https://www.google.com/calendar/event?action=TEMPLATE&dates=" & DATE_FORMAT(日時, "YYYYMMddTHHmm00", "system") & "/" & DATE_FORMAT(日時 + 3600, "YYYYMMddTHHmm00", "system") & "&text=打合せ)" & 顧客名
こんな感じ。これだけ見るとなんのこっちゃですね。
これはgoogleカレンダーに予定を追加する際のURLを作成しています。
「 http://www.google.com/calendar/event?action=TEMPLATE 」を基本としてカレンダーに登録する内容を追加してURLを作成します。
「&dates=」:開始日時と終了日時の情報を追加する際に利用
「&text=」:スケジュールのタイトルを追加する際に利用
各箇所についてもう少し説明を加えてきます。
【dates】
具体的にはこんな感じの文字列を作成しています。
20180127T100000/20180127T110000
開始日時と終了日時は「開始日時 / 終了日時」という表記で追加します。
サンプルではフィールドコードが「日時」のフィールドの値をDATE_FORMATを利用して「20180127T100000」といった値になるように変換しています。
終了日時に関しては更に「日時 + 3600」として開始時間の1時間後になるように設定しています。
なので、とりあえず「日時」というフィールドコードを任意のものに変更して設定頂ければOKです。
【text】
タイトルは下の様な感じで入ります。
打合せ)高木 咲希
「&text=」の後にタイトルにしたい文字列を追加します。
今回は「打合せ)" & 顧客名」と設定しました。「顧客名」というのは顧客名を入力するフィールドのフィールドコード名です。適切なものに変更してみて下さい。
勿論、時間やタイトル以外にも場所など追加できる項目はあります。詳しくは下をご覧ください。(ちなみに、追加する情報の順番は関係ないのでtextがdatesより先に書いてあっても構いません。)
googleカレンダーにURLで簡単に登録 | https://qiita.com/_am_/items/30a09a23bfa3be0dc135
これでURLは作成出来るのですが、ここからが残念なお知らせで上の内容をkintoneで確認すると下のようになってしまいます。
一見クリックできそうなんですが、日本語部分がリンクにならないんです…。どうしようかなと思ったんですが、ここは運用で逃げます。
リンクを全選択 > 右クリック > URLに移動
これでgoogleカレンダーへの入力ページに移動できます。
多少運用部分での工夫が必要ですが、プログラム組んだりZapierを活用して連携することと比較すると設定だけ行えるこの方法はとってもシンプルな連携方法だと思います。
アプリを作っていくのが楽しくなると細部までこだわりたくなるものですが、完璧を目指すと最後の微々たる調整に凄くコストがかかってしまうということがよく有ります。
今より便利に「合格点を目指す」といことを念頭において運用を開始するのが良いのではないかという話が今日のまとめです!
またkintoneの設定レベルで解決出来るネタを探して書いていこうと思います! では〜。
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