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『チャングムの誓い』と『プーさん』と『爪楊枝』で 笑い転げたお話

子供が生まれてから20年以上も放置していた大量の写真。
最近になって少しずつ整理し始めました。

今まで必死に働いてきたことを言い訳にしております。
何故そこまで全力で働く必要があったのか、今となっては不思議な感覚です…。

今回も、その大量の写真の中から見つけた1枚について、思い出を綴ってみたいと思います。



ちょうど子供が生まれた頃、韓国の長編時代劇ドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』が大ヒットしました。私たちが見ていたのは再放送だったのかもしれませんが、夫婦で毎週鑑賞した唯一のテレビドラマでした。

あらすじは
主人公の女性が数々の困難を乗り越え、宮廷料理人や医師として大活躍するストーリーです。(とてもざっくり)そしてハッピーエンド。

劇中で、私たち夫婦にとって印象深いシーンがあります。
それは、チャングムが医師として鍼灸を行うところです。
何度かありました。患者さんに針を打つシーン。
と言っても詳細のストーリーは忘れていますが…

この後何が起こるか知らないまま、ドラマに夢中でテレビに集中していました。

そして息子は一人で静かに遊んでくれている、そう思っていたのでしょう …

しかし、


ふと息子の様子をみた瞬間、夫婦で笑い転げることになりました。


つぎの写真をご覧ください。


爪楊枝を刺されまくるプーさんのぬいぐるみ


2才9ヶ月頃です。とてもお気に入りだった『くまのプーさん』のぬいぐるみに、爪楊枝を刺しまくっていたのです。

もう息子はチャングムになりきっていました。

普段から夫が使う爪楊枝を観察していたのでしょうか?
どのような発想で爪楊枝を鍼灸の針にみたてたのかは分かりませんが、あまりにもおかしな光景に、夫と二人で笑い転げたという記憶が蘇ってきました。

夫は基本、笑いません。
吉本新喜劇を見ていても笑わない人です。
いつも無口で何を考えているかさっぱり分からない、そんな人がこの時ばかりは大笑いしました。

そんな光景が思い出された一枚の写真。ジーんとするのです。


あとがき ~ 今になって残念に思うこと

仕事に関しては昔のことでも結構いろいろなことを覚えています。

長年建築関連の仕事をしてきました。
いつ頃に、どのような案件を担当して、現場運営はどうだったか。
いつもいつも大変なことばかりで頭の中は仕事の事でいっぱいでした。

頭の中の8割は仕事のことで、2割が辛うじて家庭のことだったでしょうか。
なので子育ての記憶はぼんやりしているのです。

今、子育てしながら働いておられるお母さん方へ
キャリアは大事ですが、お子様との時間を大切にしてほしいと思います。

子供が成人してからしか写真の整理が出来ないほど、忙しない暮らしをしてきましたが、当時の写真を眺めていると、

なぜあんなにも一生懸命に仕事をしなければならなかったのか?

と不思議な感覚になります。
いくら仕事が好きでも、子育てに関しては後悔に近い感覚に襲われます。

皆様、お気をつけあそばして





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