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英語を話す現場にいくと、外国人も日本人も交じって交流を繰り広げます。

そんな中でたまに見かける『もったいない』日本人がいます。

その日本人とは、
・物凄く英語を勉強している。
・英語コミュニケーション関係の本を読みまくっている。
・外国語を話す人の体験談などもよく調べている。
・アウトプットの大切さ、使うことの重要性もわかっている。
そして、いよいよ今日、外国語が飛び交う現場に来て、その日本人は外国人に勇気をもって語りかけたんだと思います。

それは日本人にとって、なかなか難しい行為です。
知り合いがいないところで他人に、しかも外国人に声をかけるというのは、かなりハードルが高い!!

そういえば、師匠はよくホテルで開かれるパーティーに参加されておりました。
そこに一緒に連れて行って下さったんです。
今となっては本当にありがたい経験でした。
ただ、修行し始めの人間(自信もないし、服装も汚いし、挙動不審やし…(笑))に興味をもつ方は誰もいませんし、話しかけられることもない。また、こちらから誰かわからない方に話かける雰囲気もなかったんです。
皆さんの目的は『パーティーの主催者とその関係者と仲良くなる。または恩を売る』その一点に絞られていたように思います。
師匠、ご本人のところには沢山の方がご挨拶に来られるのですが、ただ近くにいる僕は持て余すわけです(笑)。
そら、邪魔ですよね…。
たまにおカバンに入っているものを渡したりするのですが、稀です。
その稀な時間のために、ずっと傍に立たせている偉い方もいると思うのですが、師匠はそのタイプではありませんでした。
「立食パーティーなんやから、食べてこい」
「はい」
と食事を頂くのですが、立食ですから一瞬で終わりますよね(笑)。
物凄く人々が行きかう中で、ぼくは一人立ち尽くすのでした!!

何が言いたいかというと、積極的な人間ではないという事が言いたいんです(笑)。

ですので、上に書いた日本人のこと、尊敬するんです。
英語を話したいから、積極的にそういう場に参加して外国人に語りかける。
凄い事です。

でも、『もったいない』ことが起きるんです。

それが、『声が小さい』こと。

完璧に伝わる英語を話しているのに、声が小さいので相手の外国人に聞えていない。
その外国人にとっても初めて話す方なので、声のトーンがまだあっていないんだと思います。

僕自身も飲み会みたいな雑踏で、うわぁ~っとなっている時、急激に人の声が聞こえにくくなる耳を持っています。
健康診断とかの聴力検査では何の問題もないのですが、多分そういう傾向の耳なんです。

多分、耳というのはそういうところあると思うんですよね。
聞き取りやすい声と、聞き取りにくい声。

小さな声で語りかけられた外国人は聞き返すんです。
「えっ?」「何ですか?」「何と言いましたか?」

すると、語りかけた日本人は
「あぁ~、私の英語が通じなかったんだ~。どうしよう。あぁ~」

となりながら、もう一度話すので、もっと声が小さくなるんです。

そうなると、外国人ももっと聞こえなくなるので、
「えっ?」「何ですか?」「何と言いましたか?」

こうなると、日本人は混乱しはじめます。
「通じない。発音が悪いんだ。もっと勉強しなければ。まだここに来るのは早すぎたんだ…」

こうして、その場を立ち去っていきました。
こういう現場を何度もみました。
ちなみにその方の英語はぼくよりも上手く、相手の耳にその声が届いてさえいれば、確実に通じていた英語でした。

英語が相手に伝わらなかった理由は、この場合ただ1つ。

『声が小さかったから』

なんです。
こんな勿体ないことはありません。
日本で普通に学校に通っている方は、十分に英語を話せるだけの勉強はされているので、自信をもって大きな声で語って下さい。
すると、きっと新しい物語がうごきはじめます!!!!


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