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「そう言えば、こんな感じだった」・・・シン・仮面ライダー公開中。
庵野秀明監督の新作「シン・仮面ライダー」を4DXで観た。
4DXは座席が動き、風が吹き、水しぶきが飛んでくる、体感型の映画上映システムである。
映画のアクションを疑似的に体験するのだが、意外に楽しい。
4DXはともかく、映画を観終わった時に感じたのは、やはり映画は監督のものなのか、ということ。監督が自由に作品を作れる環境を与えられて、いかに才能を発揮できるかが、腕の見せ所である。
これは、以前の「シン・ウルトラマン(樋口真嗣監督)」と「シン・ゴジラ(庵野秀明監督)」を含めて比較した個人的な印象。
他の観客がどう感じているかは分からない。
上記三つの特撮作品のリメイクは、
それぞれに全く違った印象を残す。私の周りでも評価は色々だ。
三つを見比べてみるのも良いだろう。
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さて、「シン・仮面ライダー」だが、雄大な世界観と大河ドラマのようなストーリーは展開せず、怪人たちを中心とした、その場限りのアクションが続く。仮面ライダーは、既に初期エピソードのリメイク作品がいくつか作られているため、あえてこうしたのかもしれない。
「ああ。そういえば、元の「仮面ライダー」の世界観、空気感ってこんなだったよな」
と感じさせるのだ。
勿論、怪人の造形やアクションなどは、元のテレビ作品とは比べものになららいくらい洗練されている。
だが、それでも、物語の展開というか、世界観というか、匂いというか、
リメイクと言うだけでない、何かそこはかとなく、同じ深さの沼のような
不思議な共感を感じさせる。
それでも、ノスタルジーだけでなく、奇麗な造形物が、緊張感のあるアングルの映像と、テンポの良い編集で、監督のセンスの限りを尽くし組み上げられている。
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この先の事になるが、
「シン・ウルトラマン」のパンフレットによると、「続・シン・ウルトラマン」と「シン・ウルトラセブン」は、庵野秀明氏が監督する事になっている。なんとかヒットを続けて、実現してほしいものだ。
公開3週目。ご興味のある方は是非劇場へ。
おわり
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