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「番組の役割」・・・どんなものにも終わりはある。


連続していたTV番組が終わる時、
プロデューサーが口にする言葉は
バリエーションが少なく、かわり映えがしない。

「編成の都合で」
「○時台を刷新する為」
「新たなエネルギーを加えて更なる発展を目指す為」

など、いくつかだけだ。

同じ様な答えを出し、又同じ様な番組を作っても、
いつかは個性的な作品を作れる者が生き残る。

ところで、並べられる理由のひとつに

「番組としての役割は十分に果たした」

という言葉がある。

「番組の役割」とは何であろうか?

長く続いている番組は、番組の役割を果たしていないということだろうか。

語った本人としては、
「このジャンルを切り開いた」とか
「ジャンルの代表的な番組として知られるようになった」
と言っているのである。

だが、それならやめる必要はない。
家庭に例えてみよう。
「俺たち二人の家庭というものは十分切り開いたから、
もう終わりにしよう」
と言ったら、奥さんに
「何言ってんの。頭でもおかしいんじゃないの?」と呆れられるだろう。

それと同様に、切り開いたジャンルならずっと続ければ良いだろうに。
だけど、そうはいかないのが、この世界だ。

「人間は、どんな苦難にも耐えることが出来るが、
退屈にだけは耐えられない」という言葉もある。

結局敵は「限りない強欲」なのだ。

まあ、単純に、「飽きられた」
「同じようなものが増えてきたので勝てなくなった」とか、
「視聴率獲得に失敗した」
「出演者が飽きて止めたいと言い出した」
と広報できる正直ない人はいないのだから、
そこら辺を汲んであげるのは大事な事であろう。
TVというものは、概ねそのような視聴者の寛容さによって
成立している。

今回の話は、おそらく一部の人しか分からないかもしれない。
なんだかよく分からない、で終わっても不思議ではない。

おわり

#テレビ #番組 #視聴率 #番組終了 #番組としての役割 #不思議 #謎 #プロデューサー

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夢乃玉堂
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