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「ライブも良いね」・・・「JUNCTION」横濱ノスタルジア 浅草の陣
少し前であるが、久しぶりにライブハウス体験をした。
生の音楽に包まれるのはやはり良い。
「横濱ノスタルジア」とは、主催のチームの名前で、会場は浅草のライブハウス。横浜と浅草とどっちでやるんだ? 迷いを誘うチラシの混乱から、このイベントは始まった・・・
などと書くと、とんでもないライブだったかと誤解されそうだが、決してそんなことは無く、ベテランの演奏と歌を存分に楽しむことが出来た。
構成は、二人芝居、ライブ演奏などを次々と展開して見せるバラエティに富んだ内容をこれでもか、とばかりにあまり広くない空間に放り込んくるという、ある意味オトクなつくりであった。
その一見散漫になりそうな多彩な内容を、弁士役の真山亜子さんが、しっかりとひとつにまとめて、見ていて安心できた。
よく「おもちゃ箱をひっくり返したような」という感想を目にするが、実際には「とりとめのない」「一貫性に欠ける」などと感じている場合が多い。そんな時に必要なのは、軸となるキャラクターで、今回は真山さんがその役をしっかりと担っていた。これがあるのと無いのとでは大きく違う。
以前ご一緒させて頂いたイベントでも、その辺り力はいかんなく発揮されていたのだ。
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ところで、冒頭で「混乱」と書いたのは、「出演者名と会場名の混乱」もあったが、久しぶりに訪れたライブハウスの雰囲気に私自身がやや混乱したからでもある。
かつてのライブハウスに感じていた禍々しい雰囲気はなく、健全な音楽スペースになっていたからだ。
今はどんな小さなライブハウスやホールでも、禁煙の会場がほとんど。
かつての「煙草の煙がスモーク代わりになるほど充満している」という昔のようなライブハウスは無くなった。ライブハウスだけではなく、映画館や劇場でも煙草を吸えるところがあった。
布製の椅子に穴がいくつも空いているなんてことが普通にあったのだ。まあ、あれも一つの文化なのかもしれない。
だからと言って、あの煙たいライブハウスの復活を望んでいるわけではない。ノスタルジーの人として思い出しているだけなので、喫煙者の方ごめんなさい。「懐かしいけど戻りたくない」という、複雑な気持ちですね。
さて、今回最も楽しめたのは、ベテランのギター、ベース、ドラムが脇を固めるライブであった。
しっかりとした女性ボーカルと、一音出るだけで魅了される生演奏は
まさに至高の時間。
ここ数年、純粋にライブを聞きに行ったことが無く、久しぶりだったが、
やはりライブは良い。若い頃のように、又ライブハウス巡りを復活させるのも良いかなと思った。
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