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「その後の世界」・・・GWの人ごみを歩く。

GWは巣ごもり、のはずだったのに、思いがけず出かける事になったしまった。

都心の繁華街は、どこも人で溢れかえっている。

コロナ禍の真っ最中、
「アンドロメダ病原体」(マイケル・クライトン著)について書き、
その最後をこのように締めました。

「この本は、『無事過ぎ去った細菌による危機』の報告書、という体裁で書き始められています。
今現在進行する「コロナ・ストレイン」も早く同じような報告書を作れるようになることを祈ります」

この混雑を見れば、とりあえずは、『無事過ぎ去った』と言えるのかもしれません。

しかし、代わりに全く別の新しい危機が起こりました。

この危機に煽られて、迂闊な選択をしない事。
楽天的すぎる考えに囚われぬ事。
誰を縛り、誰をつけ上がらせるのか、行動と結果をしっかり見つめる事を願います。

コロナ禍で時間が出来て、多くの人が少人数での撮影方法などを研究し習得しています。
映像づくり、映像での発信という事が、もはや特別な事ではなくなったのです。

やはり以前、「自粛の向こうにあるのは、たくさんの『プロフェッショナル』が生まれ、たくさんのお金が回り、たくさんの感動が溢れた社会であって欲しいと思う」と書きましたが、それ以上に、アマチュアでも、プロのメディア以上の報道姿勢と真摯な気持ちで、世の中を構成するものを見つめて欲しいと思います。
何気なく自撮りをするだけでなく、自分も住んでいて、自分が影響を与えることが出来るはずの世界を見つめて欲しいと思うのです。

おわり


#小説 #アンドロメダ病原菌 #マイケルクライトン #渋谷 #浅草 #混雑 #未来 #見つめる #捨てない #権利 #GW #巣ごもり

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夢乃玉堂
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