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「ワクワク!妖怪メディア(仮)」・・・とある講座を体験して。


文化講座、カルチャー講座というものは、実に玉石混淆だと感じる。

大手メディアが企画運営するものでも、文化的と言われる事業を行っている会社のものでも、「良かった」と、「がっかり」の確率はさほど変わらない。

友人は
「先生という職業の人に厳しすぎる」
と言うが、題材が面白そうなら、つい期待してしまう。


例えば、
過去に受けたある講座は、怪談好きな者の興味をそそるタイトルだった。
例えば「ワクワク!妖怪メディア講座(仮)」みたいな感じ。

ところが、「ワクワク!妖怪メディア講座(仮)」の講師、ただ自分の持っているメディアの資料と、怪しい物との出会いや感想を語るだけだった。

新たな視点や分析で、現代と過去の時代背景などを踏まえた歴史的な位置づけを考察する事を期待したのだが、それは叶わなかった。

だが、文化講座の全てがダメだと言いたいわけではない。
中には膝を打ち感心する事もある。

今までで一番面白かったのは、新潮社が企画した講座で。
まだ真打になる前の桂宮治師匠が
落語の解説をする講座であった。

今をときめく人気落語家の切り口や語り口、サービス精神は素晴らしく、受講者も大喜びだった。

こういう講座があるから、やめられない。又、面白い出会いがある事を期待して、新たな講座に参加してしまうのであろう、と思う。

ついでに、「ワクワク!妖怪メディア講座(仮)」は、自分でも書いてみようかと思っている。

            おわり


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夢乃玉堂
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