シネマ（映画）コンプレックスはあるのに、シアター（演劇）コンプレックスはないのかな。

シネコンはご存知のように、映画館のハコ（上映会場）がたくさん集まって一か所で同時に上映、運営されているもの。

シアターコンプレックス（シアコン？）は、様々な種類の演劇が一か所に集まって上演されるもの。

広範囲のジャンルで、演劇や演芸の大小とりまぜた「生（なま）」の芸術を選んで鑑賞できる施設は出来ないものであろうかと、以前から考えていた。

浅草の木馬亭や演芸ホール、寄席の多くは演芸というジャンルではある意味シアターコンプレックスである。
国立劇場や国立演芸場もややそれに近いけれど、
下北沢なんかは街そのものが、小劇団を中心にしたシアコンと言える。

それを、もっと多彩なジャンルに広げ、
歌舞伎やミュージカルから、前衛演劇、落語、漫才、コンサートなど
様々な芸術が一か所に集まり、「あそこに行けば必ず何か生でやっている」というような肉体のエネルギーを感じられる場所。

初めてのデートで男女の距離を縮められる、一歩進む為に相手の本心を確かめることができる、齢を重ねた老夫婦が癒しを得られる、そんな人生に長くかかわれるような場所。

そんなシアターコンプレックスが誕生すると良いなと思う。

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