20241016 キラふわマット
キラキラとひかるふわふわのグミを買った。
正直、味で言えばそこまでの新規性はない。シャリもにグミやフェットチーネグミに近いと言えば伝わるだろうか、ザラメのついたグミとはこんなものよなぁと思わされる味である。
ただ、パッケージが抜群に良い。中身もユニコーンを彷彿とさせる色味で、いわゆる「ゆめかわ」な魅力がある。子供ウケもさぞ良いことだろう。
あまりにも見た目が良いので
手に乗せてかわいがってみました。グミもそれはそれは喜んだそうな。
ヨガマットを捨てる。
蛍光ピンクのヨガマット。しばらく敷きっぱなしにしていた三千円のヨガマット。敷きっぱなしにしたせいで四隅が黒く汚れているヨガマット。
捨てるためにまずは床からマットを剥がし、丸めてケースに入れてみた。とはいえ、いきなり捨てられる大きさのものでもない。粗大ゴミかしら、それとも可燃ゴミで出してもよいのかしらと悩んだので、一旦ケースごと部屋の端っこに置いておくことにした。
そもそもこんなもの、よく考えたらなんで買ったのかもわからないな。運動も嫌いだし、特にヨガなんて1ミリたりとも興味がない。じっと同じポーズを取り続けて気を落ち着けるなんて、最も苦手なことと言っても過言ではないのに。
Amazonの購入履歴を見ると、今年の春頃に買ったものらしかった。恐らく夏が来る前にダイエットをしようと意気込んだ名残であろう。「今年こそ運動して健康的に痩せるぞ」と張り切る自分の姿も、ヨガマットを買った瞬間に全てがどうでもよくなって投げ出してしまう自分の姿も目に浮かぶ。衝動のままに買い物ができてしまうという点で、ECサイトは刹那的な人間の敵と言えるかもしれない。
ヨガマットを退けると、こんなにも我が家は広かったのかと再確認させられた。目に痛い長方形がなくなっただけで、部屋の広さごと変わったかのように思える。人間の知覚とは単純だ。
元々マットが敷いてあったところをよく見ると髪の毛なんかも散らばっていたので、クイックルワイパーで掃除をした。石を除けたらダンゴムシが蠢いているように、ヨガマットの下にはゴミたちが鎮座している。動かす度にクイックルワイパーのシートが黒くなるのが面白くて、そのまま他の箇所も掃除してしまった。掃除とはこういうワンステップが大事なものよな。一度踏み出せば、その後の足取りは軽いのだ。
ひと通り部屋の掃除を終え、床に寝転んでみる。が、床が硬くて寝にくい。尻の骨が床に当たる感触がある。
あまりに不快なので床をフカフカにできるものはないかと思案していたところ、部屋の隅にピンク色のヨガマットを発見した。敷いてみると、なかなか具合がいい。
というわけで、やっぱりしばらくはこのままで過ごそうと思います。おしまい。