ヒット曲分析#09 Adore You / Harry Styles
AI作曲アプリAmadeus Codeを開発する時に過去60年分のヒット曲を学習データとして分析しました。その中で気づいた点をシリーズで公開していく「ヒット曲分析」。今回はハリー・スタイルズのヒット曲を分析していきます。
Adore You / Harry Styles
One Directionのメンバー、ハリー・スタイルズもいつの間にかセクシーな大人になりました。先日のグラミー賞でのパフォーマンスも話題となりましたね。今回取り上げるのは2020年ビルボード年間6位になった「Adore You」。
違うタイプのメロディで構成された曲
この曲はAメロ、Bメロ、サビで違う引き出しから出してきたようなタイプの違うメロディで構成されています。
Aメロは4分音符主体の落ち着いた感じ。最初の4分休符さえメロディの一部と感じるような流れで歌い出します。
Bメロは9thの音(Cmの9th, D音)を中心に1小節のフレーズを3回繰り返しています。AメロとサビではこのD音が登場しないのでなおさら印象的に感じます。
You don't have to say you love me
You don't have to say nothing
You don't have to say you're mine
の箇所ですね。↓
サビでは印象的な裏声の長い音符のコーラスに続いて16分音符の裏拍を活かしたリズミックなメロディです。ンタンタンタと頭に16分休符が入るのでしっかりとリズムに乗れていないと突っ込んでしまいそうなメロディですね。
コード進行はずっと4小節の繰り返しですが、このようにメロディのタイプを変えることで曲に展開をつけています。皆さんも是非参考にしてみてください!
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