マラッカ旅行記2日目&クアラルンプール旅行記
2/26月曜日。
旅も後半に入る。ここからは平日にあたるので、ちょっとした優越感だ。
この日の大まかな日程は以下の通り。
マラッカからクアラルンプールまではタクシーと高速バスを含めてだいたい2時間半で移動できるので、体力さえ許せば一日でハシゴして観光可能だ。この時はアドレナリンが出まくっていたから、いくらでも動くことが出来ていた。
マラッカ観光 2日目
前日は、マラッカの中心街であるジョンカーストリートとナイト・マラッカの雰囲気を見た。一部ではハロウィンのような、かたや屋台が立ち並ぶ、独特の盛り上がりを見せていた。
そんなマラッカも、朝になると落ち着く。世界遺産に認定されているマラッカの、歴史を学べる場所を中心に巡った。
ホテルのおにいさんがまた話してくれて、それだけで心細さが解消されて、動けるようになる。まずはホテルの向かいの両替商で、シンガポールドルをマレーシアリンギに両替。たしか4,000円くらい両替した。
まずは、朝食ということでGoogleで営業中になっていたナシレマの店に行ってみたが、明らかにやっている雰囲気ではなかったので撤退した。実は両替の前にも他の店でナシレマを食べようとしたのだが、注文した後にカード支払い不可だとわかったので、そこも撤退した。トルコでタクシーに乗った後カード決済不可になってえらい目に遭った教訓を活かして、今回は食べる前に確認したことが功を奏した。
結局面倒になったので、朝食はパスした。
マラッカの観光名所のひとつにセント・フランシス・ザビエル教会があるのだが、立ち入り禁止になっていた。朝になって改めて見たら、立ち入り禁止になっているわけがなんとなくわかった。あきらかに傾いている。これは改修でどうにかなる次元ではなさそうな。。
9:30 セントポール教会
気を取り直して、ザビエル像を拝みに行く。旧教会は、小高い丘を登った先にある。
ザビエルは、このマラッカから日本に往復したとのこと。飛行機でも相当時間がかかる距離を、はるばる海を渡って来たんだからすごい。
ザビエルの拠点が、このセントポール教会。イエズス会→プロテスタントに替わったことで、教会の役目はなくなったとのこと。奥にあるのが、ザビエルが亡くなったときに安置された場所だ。
10:00 サンチャゴ要塞
セントポール教会の裏を降りていくと、巨大なショッピングモール、独立宣言記念館、マラッカスルタンパレスが向かい合った大きい交差点のような場所になっている。セントポール教会側に位置するのが、サンチャゴ要塞。
時代は飛んで独立宣言記念館の横には、それっぽい車両が展示されている。
10:10 マラッカスルタンパレス
マラッカで唯一お金を払って入った歴史博物館。20リンギ(約600円)。
なんとなくマラッカの歴史を学べる。特定の宗教向けではなく、マラッカ全体の歴史を見ることができるので、勉強になる。
お客さんガラガラだしクーラーも効いているのでいるので快適。入口で2人の係のおにいさんが一眼で記念写真を撮ってくれる。でも売りつけてくるわけではない。カメラマン2人に対して1人で写るのはちょっと恥ずかしい。
お昼はジョンカーストリートに行って、プロンミーを食べた。
エビのラーメン。辛くはない。麺は米粉を選んだ。暑い中で熱いものを食べたので、アイスとかも食べたかったが、もうバスの時間まで1時間ぐらいしかなかったので、他のものは食べずじまいだった。
マラッカはおしゃれなレストランやカフェがこれでもかってくらいある。今思えば観光を減らしてチルな時間をもっと取ればよかったかな、、と思ったりするが、そこは一人旅の性だろう。
バスでマラッカからクアラルンプールへ
マラッカはからクアラルンプールまでは、だいたい2時間半で到着する。バスのチケットはeasybook.comで先に購入するのがおすすめ。座席も選べる。私はクレジットカード決済で前日に購入した。
バス乗り場のMelaka Sentralへは、マラッカの中心からGrabで約10分ほど。すぐに配車が決まるしマレーシアはGrabの運賃がシンガポールとはけた違いに安いので本当に便利だが、スマホが高温になるのが難点で、灼熱の日差しの中、高温になったスマホを持っていられない&バッテリーの消耗が心配になった。暴走電子カイロだ。
Grabの運転手のにいちゃんはいい人だった。まあお互い英語がイマイチだったので、途中からは特に話さなかったけど、バスターミナル着いたときは降りてわざわざ荷物を降ろしてくれた。
ネットでバスのチケットを買ったからと言って、そのままバスに乗れるわけではなかった。カウンターで発券手続きをしないとBording Hallに入ることができない。しかも手数料支払いは現金だけなので注意。
発券したチケットにあるQRコードをかざすことで改札が開き、Bording Hallに入る。どう考えても二度手間だ。
12:30 出発
Bording Hallに入ると、バス会社と行き先、そして乗り場が電光掲示板に表示される。バスタ新宿と構造は一緒。
12:30発クアラルンプール行き、DELIMA社の乗り場はGATE Dだった。
バスの車内は快適だった。騒ぐ人もいないし、みんなカーテンを閉めるから眠ることもできた。座席も大きく結構倒せる。運転は若干激しめ。トイレや充電コンセント、休憩はない。
15:10 クアラルンプールバスターミナル到着
マラッカ-クアラルンプール間はシンガポール-マラッカ間と比べると、かなり余裕だ。体感シンガポール-マラッカ間の半分くらいで到着した。
鉄道の駅と一体になったクアラルンプール郊外のバスターミナル、Terminal Bersepadu Selatan(TBS)は2階建てでとにかく大きい。敷地面積だとバスタ新宿よりも大きかった気がする。
バスターミナルの端にある駅のロータリーでGrabを呼んでクアラルンプールに向かった。
クアラルンプール観光
15:45 ホテル着
今回の観光の3番目の滞在場所、クアラルンプールに到着。泊まったホテル"Swiss Garden Hotel"は、一泊9,000円くらいした。マレーシアの物価は安めなのと、最後はいいホテルに泊まりたい!と思ったので、思い切って五つ星ホテルを予約した。
結局一人では有り余る部屋だったが、日本じゃ五つ星ホテルなんて泊まれる身分ではないから、いい経験だ。
同じ日に、日体大の学生たちが泊っており、海外の特別感は削がれた感じがした。あとエレベーターが毎回満員で、ほとんど階段で移動した。
少し休憩したのち、マレーシアのサッカーユニフォームを買いにいくことにした。歩いてブキッビンタンという繫華街に向かった。
外は37℃。暑すぎる。ということでレモネード片手にストリートの若者のひとりになった。2.99リンギ(約90円)。
17:20 マレーシアのユニフォームを買う
日本で言う渋谷にあたる、このブキッビンタン。大通り沿いにはレストラン、巨大なショッピングセンターが軒を連ねている。このLot 10には大きなドン・キホーテもあった。
この通りをまっすぐ歩くと、超巨大なショッピングモール、Pavilionがある。
もちろん探せば日本未上陸の店もあるのだろうが、いかんせん広すぎるので、観光でいっても仕方ない気がする。
PavilionではPUMA、NIKE、adidasを回って、Football Republicというサッカーショップに行った。
マレーシアには、現在国内9連覇中で昨年ACLで川崎フロンターレとも対戦したビッグクラブ・ジョホールというチームがある。残念ながらジョホールのユニフォームは売っていなかったが、同じくマレーシアリーグのクラブであるTelenganuというチームのレプリカがセールで約1,000円という超破格のお値段で売っていたので買った。
18:23 Pao Xiang Bak Kut Teh
歩き疲れたので、晩御飯。
シンガポールで食べられなかった、肉骨茶ことバクテーにした。パオ・シャン・バクテーと読む。
これが当たりだった。今回の旅行で一番おいしかった料理だった。肉・油揚げ・マッシュルーム。汁と一緒に白米をかっ喰らう。ジャパニーズ・流ちょうな箸さばきを披露だ。ミニ鍋の下は火が点いているので一生冷めないどころかずっと火傷しそうなくらい熱かった。
ノリでココナッツジュースも頼んだが、これは失敗だった。合計で1,800円ほど。マレーシアにしてはお高めだったが、満足度が勝った。バクテーの素まで買ってしまった。Google Mapno評価は芳しくないが、私の口には合った。白米に合う=日本人の口に合う味付けなのかもしれない。
ちなみにPavilionには、やよい軒もある。
満腹になったところで、外に出ると、さすがに陽が暮れ始めていた。
再びLot 10に行って、TFC Lot10というもうひとつのサッカーショップで今度はナイキのマレーシア代表ユニフォームを買った。こちらは約9,000円。日本で買うより若干安い。
双塔をめざして
すっかり陽が暮れてしまったが、この日の最後にペトロナスツインタワーに徒歩で行ってみた。
ブギッビンタンからは歩いて約20分ほど。建物の2階に位置する屋内歩道橋を通ってKLCC公園辺りまで行き、途中のクアラルンプールコンベンションセンターからは地下道を通っていけばツインタワーにたどり着く。天井に案内看板が出ているので簡単だった。
また、道路に面した歩道を歩くことはほとんどないので、比較的夜でも安全だ。スリルを楽しみたい人は歩道を下の歩道をどうぞ。
地下道の途中から、ショッピングモールになっていく。そのショッピングモールの中心にペトロナスツインタワーがある。
最初私は、ツインタワーの裏側と思われる方に出た。その大きさに圧倒された。
反対側の出口から出ると、大きな噴水がある。おそらくこちらが正面だ。
じっくり眺めたい人、できるだけ真下から写真を撮りたい人は、反対側に行くのがおすすめ。
帰りも同じ道を辿ってPavilion経由で歩いてホテルに帰った。Grabで帰ってもよかったが、自分で歩く方が思い出になる。当たり前だが中心から離れるほど雑多になっていく。
無事にホテルに到着。濃い4日目も終わり。
翌日が最終日となる。