#30 松本×奈良
※サムネは去年のホーム奈良戦より。
前半
どちらのペースとも言えない試合の入りから徐々に松本ペースに。奈良はサイドから裏抜けを狙う。松本は奈良の自陣のボール回しに前から取りに行く。
10分、高い位置からの守備で奪った安永がそのままペナルティボックスに侵入、倒されたがPK判定とはならず。ただ前プレスが効いているのがよくわかるシーンだった。
14分、先制!不安定な奈良の左CBと左WBの間を上手く突くことが出来て奪ったCKからの山本康→山本龍のゴール!安藤が直前でブラインドになったことでGKの反応が遅れた。
18分、奈良ゴール。より高い位置でプレーしたい左WB西田が、攻撃での役割を果たす。奈良自陣で回すには左CBと距離が空きすぎていて大丈夫か?と思ったが、結局裏返しすると佐相の背後を取ることができるので西田のポジション取りはかなり大きなポイントになる。
松本と奈良、自陣で回しつつスルーパスで前線に当てる狙いがやや似ており、1-1となってからは、拮抗した時間が続く。
1トップの安藤が効いている。身体を張ったキープ、そこから自分でシュートに持ち込むことも味方を活かすことも出来る。相手CBのマークを外す動きや距離感も良い。1人で3人うちどれかのCBの背後を狙っている。
後半
マイボール時、外で回したい奈良と、中に刺していきたい松本の攻防が続く。
後半序盤こそ奈良のボックス内でチャンスを作れていたが、だんだんとシュートまで持ち込めず、パスミスやオフサイドやラインを割るといったことで行ったり来たりするだけの内容になってきた。
起爆剤として61分に馬渡、山口in もう少し安藤見たかった。
馬渡が入ったことと佐相の走力が相まって右サイドが活性化。
右サイドからクロスが何本か上がるが、シュートには持ち込めず。もう1テンポ遅らせてからマイナスに出すなどバリエーションを出さないと、ワンパターンだと崩すのは厳しい。
奈良の5-4-1の守備に対し、サイドからクロスでなんとか打開を試みる。なかなか効果的にボックス内での崩しまで持っていくことができないまま終盤へ。奈良からは何としても勝点を拾いたい気持ちが伝わってくる。
常田ヘッドも再三好セーブのマルク ヴィトにセーブされる。
試合終了 1-1 引き分け
崩しきれなかった。多くのシュートを放ったが、崩しのバリエーション・アイデアは多くはなかった。
奈良は是が非でも勝点を獲りに来た。前から来てもらった方がやりやすかったのかもしれない。この辺は中田監督になって変わった部分なのかもしれない。
シュートはことごとく枠外に飛んで行った。たとえ相手が引いていたとしても、もっと繋いで崩すシーンがあってもよかったと思う。