はじめまして。マネージャー。#6

天:おっきろぉ！！！

ﾋﾟｮｰﾝ ﾊﾞﾌﾝ

○:うぐっ...

天:もうお昼だよ！起きてぇ！！

ﾋﾟｮｰﾝ ﾋﾟｮｰﾝ

○:俺のっ...上でっ...飛び跳ねるなっ...！

天:もう昼だよぉ！

○:起きてるって！

天:うぉっ！

○:あ、

ゆっくりベッドの端に落ちていく天

天:いったぁ...

○:ごめん！大丈夫？

天:のんぷろぶれむ！

○:元気そうでよかった

そうそう今日はオフです

○:マネージャーなって始めての休みか

天:おじさんは出勤してもういないよ

親父は働きすぎだから休んで欲しいくらい
でも結構偉い人だからねぇ
休めないのよぉ

○:天は？

天:奇跡的にオフですぜ

○:まぁそうじゃなきゃもう居ないか笑

天:ねぇー！遊び行こ！

○:さすがに2人はやばくない？

櫻坂エースの呼び声高い天と2人で出掛けようものなら世間が黙っちゃいない

天:保乃とか呼べばいけるよ！

そんなに行きたい？笑

○:保乃も予定あるでしょ

天:📱もしもし保乃？

行動力えぐいて

田:📱天ちゃんどしたん？今日オフやろ？

天:📱:○○とお出かけするけど来

田:📱行く！

天:返事はや笑

天:📱:ほんじゃ駅で待ち合わせで！

田:📱りょーかーい！

というわけで

○:人多いなぁ...

天:迷子になるから手離さないでね？

あなたの場合ほんとに迷子になるから離せません

○:保乃来てるかな？

天:多分着いてると思うけど...

田:あ！いた！

天:保乃〜！

○:...ん？もしかして

田:○○さん大好き軍団連れてきたで！

嘘やん、街歩けないって

夏:○○久しぶり

○:夏鈴久しぶりだね、元気だった？

夏:んー、ぼちぼち

あら、なんかテンション低いね

田:夏鈴ちゃん行きの電車で｢○○夏鈴のこと覚えてるかなぁ...｣とか言ってたで

何それめっちゃ可愛いじゃん

○:まぁ夏鈴はツンデレだからね

夏:保乃言わないでよ...///

守:ちょっとー！私もいるよー！

○:れなぁもいたの！？

守:麗奈って呼んでよ！もう！ ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

怒っててもすごく怖くない

○:ごめんごめん笑 久しぶり麗奈

守:久しぶり○○くん！

ｷﾞｭｯ

天:あ、

田:ちょっとれなぁ！

夏:抜け駆けずるい...

もうカオスです
ひとつ分かっていること、それは絶対に街は歩けないことです

○:こんなに居たらさすがにパニックになるよ

天:ちょっとは○○も嫌がってよ！

守:これは私が彼女で決定だね

田:タイマンだ！タイマン張るぞ！

大事になる前に止めます

○:よし、天家帰るよ

天:え、帰っちゃうの...？

田:怒っちゃった...？

そんなに短気じゃないです

○:パニックになる前に家でなんかしよ

パニックなると親父にも迷惑がかかる可能性が出てくる

○:じゃ行くよ

夏:レッツゴー！

田:なんで今日一元気なん？


○:往復しただけでこんなに疲れるとはね

はい、お家に帰ってきました
これから何をするか全く決めてません
ピンチです

○:もう夕方やん

田:○○さんゲームしよや！

○:お、大乱闘するか！

天:大乱闘なら永遠にできる！

数分後

天:二度とやらないもんね！

田:天ちゃん怒らんでよ笑

○:拗ねるなって笑

案の定ボコボコにされた天が拗ねてます
こうなった天は手強いです

天:もうやらないもんね！

夏:はいはい、一緒にやろうね

天:いやだいやだいやだ！

絵に書いたような駄々のコネ方
初めて見ました

守:じゃあゲーム変えよっか！

○:レースやっちゃうか

天:やった！

数分後

はいみなさんお気づきか分かりませんが

天:やったぁ！1位！

みんなで天を勝たせるためにやりました

○:負けたー

田:くやしー

夏:ミスったー

守:(棒読み過ぎ笑)

○:じゃあご飯にしよっか

田:いや、そろそろ帰ります！

夏:明日もレッスンあるので

○:麗奈は？

守:れなも帰ります！

○:じゃあ駅まで送るよ

天:私も行くー！

最寄りの駅までの道で近所迷惑が気になるほど騒がれたのは言うまでもない



○:じゃあ今日は頑張りましょうね

日は変わり翌日

山:日向坂さんは久々だなぁ

賀:私もです

今日は雑誌のインタビューとしてスタジオに来ている

○:じゃあ日向坂さんのマネージャーさんのところ行ってきます

山:行ってらっしゃ〜い


○:どこかな...

？:あの...乃木坂さんのマネージャーさんですかね

○:あ、日向坂さんのマネージャーさんですか？

？:はい！マネージャーの灰原です！

○:灰原さん！今日はよろしくお願いします！

灰:こちらこそよろしくお願いします！メンバーもう入れちゃって大丈夫ですかね？

○:はい！お願いします！

軽く挨拶を終え再びスタジオに向かう

○:もう来るからね

山:今日って誰来るの？

○:俺も聞いてないんだよね

賀:○○も聞いてないの？

○:そうなんだよね

ス:日向坂さん入られます！

さぁ誰が来てるんでしょうか

○:わからん...

山:はぁ...これだから○○は

なんで呆れられてるんでしょうか

賀:○○乃木坂にしか興味ないでしょ

？:本日はよろしくお願いします！日向坂46の加藤史帆です！

？:同じく日向坂46の小坂菜緒です！

山賀:よろしくお願いします！

どうやら2人は知っているらしい

○:勉強不足だった...

山:史帆さんお久しぶりです！

加:山久しぶり〜！

賀:菜緒も久々だね

菜:かっきー会いたかったで！

仲睦まじい様子が見える

灰:山下さん！賀喜さん！日向坂46マネージャーの灰原です！

山:初めまして！よろしくお願いします！

賀:お願いします！

あ、俺も挨拶しないと

○:加藤さん！小坂さん！乃木坂46のマネージャーしてます今野と申します！

加:あなたが噂の今野さんですね！！

噂...？

菜:日向坂メンバー内でも話題ですよ！

話題...？
身に覚えのない噂と話題に震えが止まらない

○:あの...僕のこと知ってるんですか？

山:私たちが布教してるからね

なんで布教すんねん

賀:○○の良さをみんなに知ってもらいたくてね

○:なるほどね...

加:やっぱり話に聞いていた通りの

菜:優しいオーラがすごいですね！

史帆さんと菜緒さんの目付きが変わったのは多分気のせい

加:今日はよろしくお願いします！

菜:お願いします！

○:と、とりあえずインタビュー頑張ってくださいね

そこから2時間ほどのインタビューを受け
今のグループや個人についても色々答えていた

○:灰原さん？

灰:どうしました？

○:あの...僕の話題話してるのってあの二人だけですよね？

灰:それが...笑

○:もしかしてメンバー...

灰:全員なんですよね笑

終わった
話題にされるなんて怖すぎてたまったもんじゃない

○:灰原さんその話題潰してください笑

灰:実は私もその話題に参加してまして笑

あんたもかい

○:諦めます...笑

インタビューを終え、帰る準備に取り掛かる

○:おつかれさま

山:ありがと！

賀:まぁ話してただけなんだけどね笑

加:○○さん！

遠くから史帆さんに呼ばれる

○: 加藤さんどうしました？

加:かとしでいいですよ！

○:かとしさんどうしました？

加:さんはいらないです！

流石に無理です

○:いや、さすがにさんは取れないですよ笑

加:むぅ...あ、私たちと少しお話しません？

横からの視線が刺さりまくってますが断れるわけなく

○:いいですよ

加:やった！こさかないいってさ！

菜:やった！

勢いでOKしてしまったが殺気を帯びた視線が刺さる

山:○○？

○:...

賀:そうやって新しい子新しい子ってどんどん手出して

○:返す言葉もございません

山:まぁ交流も大事だから行ってきなよ

なんで怒られてるんでしょうか

○:行ってきます...


山:やばいよかっきー...このままじゃ...

賀:ちょっと布教しすぎました...

山:よし！こうなったら！

山賀:○○を取り戻そう(しましょう)！


○:それで何話します？

加:○○さんて今おいくつなんですか？

○:今18歳ですね

菜:若っ！

いや菜緒さんも多分若いでしょ
...別に史帆さんも若いでしょ

加:あっちゃんも一緒に話そ！

あっちゃん？

灰:いいの？

菜:せっかくの機会やしね！

○:灰原さんあっちゃんって呼ばれてるの？笑

灰:名前が愛華でして...笑

○:だからあっちゃんなんだ笑

加:あっちゃん彼氏募集中だからなってあげてください笑

今日初めてあったのに厳しいなそれは笑

○:いやいや愛華さんにはもっといい男性がいますよ

菜:じゃあ菜緒が貰うな？

加:ししがもらうもん！

あれ、既視感すごいな

○:誰のものでもないですから

菜:あ！そうだ！

山:ストップ！！

いつにもなく大きな声が出る

○:美月どうしたの？

山:○○明日の打ち合わせしたいんだけど大丈夫？

○:明日...？

明日は確か...

賀:さ、さっき決まったやつ！

○:え？ななみんから何も来てないよ？

山:な、奈々未さんが伝えて欲しいって

○:おっけ、じゃあそろそろ失礼しますね

菜:あ、最後にちょっとだけ！

○:？

なにか大切なことだろうか

菜:○○さんってまだマネージャー見習いですよね！

○:まぁ...

菜:今度日向坂のお仕事にも付いて貰えませんか？その方が沢山学べると思います！

加:いいねそれ！

賀:まずい...

次第に状況が変わってきました

山:こさかな〜

菜:み、美月さん...

○:はい、目で圧かけないの

山:うぅ...

菜:○○さん...ダメですか...？

そんなウルウルされても...
いやでも流石に灰原さんが許さないでしょ

○:灰原さ

灰:喜んで！

少しは考えてや

賀:○○...

○:...

山:○○正直に答えていいよ

さっきまでの怖さはなく泣きそうな表情からその言葉は放たれた

○:菜緒さん提案ありがとうございます

菜:え、じゃあ！

賀:...美月さん...

山:...

○:でも、僕が日向坂さんに付くことは出来ないです

菜:え...

山:○○...

○:もちろん日向坂さんも好きです、好きですけどやっぱり僕には乃木坂って存在が大きくて

賀:...

○:過ごした時間はマネージャーになる前から結構あって、もうなんか家族に近い感じで、すごく暖かいんです

○:親父はいつも仕事で母さんはまだ小さい頃に離婚していなくなって、そんな僕に居場所をくれたのが乃木坂だったんです

○:だから少しでも多く還元したくて、だからごめんなさい

菜:うぅ...

○:え！なんで...

泣かれるのは聞いてないです

菜:○○さん...やっぱりええ人や...

加:こさかな、今回は諦めよ

菜:そうですね！○○さんの思いを聞いたら乃木坂さんが1番○○さんに合ってるってわかったので！

なんか丸く収まって良かったです

○:でも、仕事では今後も会えるので楽しみにしてますね！

菜:次は菜緒にメロメロにさせてあげます！

加:それししもやるー

○:望むところです！

灰:そろそろ行こっか！

もうそんな時間

加:山！かっきー！○○さん！今日はありがとうございました！

菜:またご一緒できるように頑張ります！

一礼してスタジオを去っていった

○:とんでもなかったな...

山:○○...

○:少しでも日向坂に付くと思われてたなら僕もまだまだだね

賀:よがっだぁ...

○:今の僕の仕事はマネージャーの仕事を勉強しながらメンバーを支えることだからね

山:もう...大好き...！

ｷﾞｭｯ

○:照れるなー笑

山:これからも私たちを支えてね

賀:○○どられるがどおもっだぁ！

泣きすぎてほぼ聞き取れないです

○:そう簡単に行っちゃうと思われてたのショックだわ〜

賀:いいかたがわるがっだぁ！

ほんとにわかんないです

○:そういえば打ち合わせって？

山:あれは

賀:○○を取り返すための嘘

○:...

嘘つかれたってこと？

○:やっぱり日向坂に

山:ごめんごめん！

ｷﾞｭｩｩｩ

○:くるし...

賀:ん？○○スマホなってるよ？

○:誰だろ...親父？

○:📱もしもし...

？:📱もしもし、今野○○さんの携帯ですか？

親父では無い声がスマホの奥から聞こえる

○:📱合ってますけど...

？:📱実はお父様が倒れまして

○:！？

頭が真っ白になった
親父が倒れた？
なんかのドッキリか？

○:...

山:○○？

こんなの嘘に決まってる

○:📱な、なにかのドッキリですか？

医:📱○○さん落ち着いてください、これは事実です

ｽﾙｯ 📱 ｺﾞﾄﾝ

山:○○！

○:...親父が...倒れた...

賀:今野さんが！？

山:○○病院行くよ！

スタジオ内には異様な空気が立ち込めていた


さぁ〜て、次回のはじマネは？

小坂です！
○○さんに着いてもらうことには失敗してしまいましたが私の虜にすることは諦めてません！
いつの日か○○さんを落としてメロメロにさせてみせます！
あと、できれば灰原さんとくっつけてみせます！
美月さんの圧はちょっとこわかったですね笑

次回
○○、決意の時
初めての工事中
まさかの合宿！？

の3本でお送りします！
次回も見てくれんと、菜緒がお仕置するで！