はじめまして。マネージャー #1
和:ジー
菅:ジー
久:○○〜!!!
○:えーっと...
どうも。今野○○です。みなさんご存知あの今野の息子です。
なんでこうなったかって言いますとね...
1時間前
秋:うーん...
私は秋元康。日本のアイドル業界の大御所とやらだ。
百戦錬磨の私でも頭を悩ませるものがある。
それは「モチベーション」である。
秋:うーん...
今:秋元先生。到着しました。
この方は今野くん。乃木坂を始めとする坂道グループを任せている。
?:こんにちは秋元先生!
秋:やっと来たかい○○くん
そんでこっちが今野くんの息子。今年大学入学の18歳。
若いっていいねぇ。
今:それで○○に話というのは...
秋:あぁ。○○くんにはね乃木坂全体のマネ
今:マネージャー?!
秋:最後まで聞きたまえ。マネージャーっぽいことをしてもらう
今:っぽいこと??
○:あのぉ...ほっとかないで...
秋:すまないすまない。というのも全体について貰うからマネージャーまではいかないって感じ?マネージャー見習いって感じかな?
今:そんなことできるんですか?
秋:...なんとかなる!!
てな感じで乃木坂のレッスン場に来たんですけど...
和:ジー
菅:ジー
久:んぅ○○ぅ〜スリスリ
こんな感じで困惑してます。
○:とりあえず久保さん離してください
久:久保さん?
○:...史緒里さん
久:史緒里さん??
○:ハァ...史緒里離して
久:いゃぁだ♡
○:なんでやねん
五:なんで久保さんと仲良いんですか?
池:まず自己紹介お願いできますかね?
確かにその通り
このスリスリ大好きマンのせいで...
○:申し遅れましたね。今野○○と申します。皆さんの知ってる今野の息子です。
5期:えぇ!今野さんの!?
久:5期生が入るまでは定期的に手伝い来てたんだけどね
○:そりゃ受験ですから
5期生の子達はまだ加入間もない頃
そりゃ知らないわけだ
久:というかなんで今日は来たの?
○:あの、僕マネージャー見習いになりました
5期、久:マネージャー!?
久:マネージャーってあの?!
○:そう、そのマネージャーの見習い
5期生は驚いたままフリーズ
史緒里はガッツポーズ
○:そいえば史緒里しかいないの?
久:今日は5期生のレッスンに着くの私でさ!
なるほど。レッスン指導ってことか。
○:なるほどね!じゃあまた後日挨拶に来るよ
久:あ、もうみんなに連絡したよ
いつの間に...え?は、え?
○:帰るわ
久:帰らせないよ?
意地でも逃げ切ってやる
和:あの...!
○:ん?和ちゃんどうしたの?
和:えっと...○○さんって何期生に着くんですか?
菅:もしかして5期生ですか?
○:んー、話では全体って聞いてるけど...
川:○○さん私たちに着いてください!
久:おっと!そうはいかないよ5期生ちゃん達!○○は私たち3期生に着くの!
○:いや、全体のマネージャー見習いだから
奈:えぇ○○さんがいいなぁ
○えぇ...
久:じゃあ捕まえた方のマネージャーで!
そっからレッスン場から抜け出すのに全速力で出口に向かったのは言うまでもない
○:ただいまぁ
今:お、やっと帰ってきた
○:疲れたぁ
今:どうだった?乃木坂は
○:え?まぁ別にいつも通りかな
今:くそっ、久保を送り込んでおけばぐったり帰ってくると思ったのに!
あんたの仕業かよ。ホントに父親かよ。
○:もう疲れたわ...笑
今:冗談はさておき...やっていけそうか?
○:うん。問題ないよ
今:それじゃあ秋元先生に伝えておくよ
○:ありがと。もう寝るおやすみ
今:おう、おやすみ
今:よし行くぞ
○:はいよ
今日は全体マネージャーやスタッフなど多くの裏方の方に加え全メンバーに挨拶の日
昨日は都合が悪くいるメンツにだけ挨拶してこいとの伝言の末の逃走劇だった。
ガチャン
今:スタッフ含め全員集合してくれ
○:(めっちゃ緊張する...)
ザワザワ
今:えー昨日からマネージャー見習いとなった今野○○だ。苗字の通り私の息子だ、よろしく頼む
○:今野○○です!本日からよろしくお願いします!
パチパチパチ
今:それじゃあ橋本!色々案内してやってくれ
橋:わかりました
今:よし!今日も頑張ろう!解散!
橋:久しぶりだね○○
○:奈々未さん久しぶりです!
橋:ん?奈々未さん?
○:いや、上司になるので...
橋:あぁあ、ななみん悲しいぃ〜距離感じるなぁ〜敬語にさん付けかぁ〜
○:え、大丈夫なの?
橋:ダメな理由ある?本人が言ってんの
○:じゃあななみんで
スっと横に回りこみ頭を撫でまわす
橋:よしよし、色々教えてあげる
?:おぉいぃ!○○!!
?:どういうつもりだぁ!
○:かっきーにさくうるさいよ静かに
賀:もう!なんで言ってくれなかったの!
○:だって言ったらうるさいじゃん
さ:久保さんのLINEで行ったらいないし!
○:まだ死にたくないもんでね
この2人も加入した頃からの仲良し友達
?:その辺にしときな
?:○○は私たちが貰うよ!
賀:むぅ...美月さんが相手でも渡せないです!
山:かっきー言うねぇ!でも○○は私たちが貰う!
さ:梅澤さんも!渡せないです!
梅:そんな敵意向けないでよ笑
バッチバチの火花が見える
それはもうとんでもない火力のが
橋:そこまでにしなよ
ななみんの一声で即鎮火
○:まぁこれからよろしくね
賀:(これから時間をかけて...)
山:(私たちに着いてもらうようにしてやる...)
そんな睨まれるようなことしたかな...?
飛:お!○○じゃん!
○:あす!久しぶりだね!
飛:また痩せた?ちゃんとご飯食べてる?
○:あすこそ食べてるの?また細くなったでしょ
飛:そんなことないよ
久:飛鳥さんと○○!イチャイチャするなぁ!
○、飛:してない!!
山:飛鳥さん抜け駆けはなし!
飛:おい山、うるさい
梅:○○は平等にですよ
飛:梅も黙ってな
すると飛鳥は○○の後ろに周り
ギュッ
賀さ山梅:なっ!!!
飛:○○は私のなの。勝手にみんなのものにしないで
橋:おぉ大胆だね笑
○:あすのものでもないけどね笑
飛:卒業したら貰いに行くからね
○:そりゃ楽しみ笑
橋:○○そろそろいくよ!
○:あ、はい!それじゃまた後で!
その後、裏方の方からスタッフまで全員に挨拶回りを行い終わる頃には日は沈み、時計は10時を示していた
橋:仕事はこんな感じかな、お疲れ様
○:ふぅ〜疲れた...
橋:今日全部教えてとか言うから...笑
○:とりあえず全部知っておかないとね
橋:もうこんな時間だし帰んな
○:うん!おつかれななみん
奈々未と別れ、帰りの廊下を歩いているとひとつの部屋にまだ電気が着いているのに気づく
○:おいおい...もう10時だぞ...笑
中をそーっと覗いてみる
和:うーん...なんか納得いかない!
一:にゃぎもうちょい動き大きくしたら?
彩:姫奈〜動画撮って〜
岡:いいよ!
そこにはまだ残って練習する5期生の姿が
○:え、まじ?笑
五:あ!○○さん!
5期生の視線がドアに集中する
○:お疲れ様!まだ残ってたの?
一:はい!練習しないと先輩方に追いつけないので!
和:少しでも早く戦力になりたいんです!
○:(十分戦力なんだけどね...笑)
○:そっか!頑張るのもいいけど早く帰って休みなよ?
奥:はい!ありがとうございます!
橋:(頑張りすぎでしょあの子たち笑)
部屋の入口にはかつては同じ道を歩んでいた先人が見ていた
○:ただいま...
今:おかえり○○
○:今日詰め込むのはミスった...
今:疲れてるお前に朗報だ
○:朗報?なに?
今:従姉妹覚えてるな?
○:あぁー何となくね
昔は家も近所だったため毎日遊んでいた従姉妹だが叔父の転勤により離れ離れになっていた
今:その従姉妹達がこの家に住むことになった
○:...住む?ん?住む?!
そんな事良いわけが無い
今:まぁそれも事情があってなんだよわかってくれ
○:えぇ...唯一の休み場が...
今:よしじゃあ飯にするか!