愛車が事故で全損になった話
こんにちは。
じむの朔です。
車系のタグからいらっしゃった方は初めましての方が多いかと思います。
普段はVRChatというVRのゲームのことについて語ることが多いのですが、今回は関係ないので、どこかのしがない若輩者とでも捉えて頂ければOKです。
さて、今回のお話は、簡単に言えば、愛車への弔辞です。
今月、愛車が事故にあい、全損となってしまいました。
まだ心の整理がついていないので、ここで吐き出させてください。
愛しの相棒「ジムニーシエラ」
社会人になって初めて買った車でした。
この車を知ったきっかけは、私の名前と似ていたことです。
友人からネタにされたこともあったので、「どんな車か乗ってやろうじゃないか」と試乗に行きました。
一目ぼれでした。
以前からオフロード車は気になっていたのですが、ジムニーの謙虚な無骨さ、独り身にはちょうどいいサイズ感、遊び心を感じる車内、何より乗っているときのワクワク感がたまりませんでした。
色はジャングルグリーン。
一番ジムニーらしさを体験できるかとチョイス。
しかしやはりスズキの一番人気の車種。
そこから納車まで1年待ちました。
初めての自分の車。
最初は愛着が湧くか不安もありましたが、杞憂でした。
特に、自分の大好きなジュラシックパークのステッカーを貼ったとき、心底この車を買ってよかったと思いました。
ちょっと尖ったデコレーションのこの車は、私のトレードマークとなり、同時に自慢の相棒となりました。
理不尽は突然降ってくる
それは仕事の帰り道でした。
天気は晴れ。
秋にしては少し熱いけど、風も穏やかな夕方でした。
道は交通量が多く、イエローラインがずっと通った2車線。
次の日から友人を乗せて旅行に行く計画があり、上機嫌で道を走っていました。
信号のある交差点を通過したその時。
車が突然目の前に現れました。
右折レーンに入ってきた対向車が道をふさぐように対向車線に出てきたのです。
ブレーキは踏みましたが、もちろん止まれるはずもなく、衝突。
後に相手方は「交差点の角にある建物に入ろうと右折した」と語りましたが、あれは右折ではありません。
対向車は見ていない、徐行もしてない、ウインカーも出ていない。
余りにも自分勝手で無謀な運転でした。
結果、ほぼ正面衝突のような形となり、私の車は右前が大きく破損。
後に工場で見てもらうと、フレームや足回りも大きく損傷しており、結果全損扱いとなりました。
まだ乗り出して1年半経っていない相棒が、もうお別れとなってしまいました。
1年待って、1年半もしないうちに全損。
なんで?
こちらは完全な安全運転だったのに、なんで……
哀しみで言葉がありません。
もっといろんなところに乗っていきたかった。
いろんな人を乗せたかった。
相棒との思い出、これからの楽しい時間。
それが一人のバカげた運転一つですべて奪われました。
事故その後
まず、体調面はだいぶ良くなりました。
エアバッグが出るほどの衝撃だったので、流石にあちこち痛くなりましたが、骨折や出血を伴うような大けがはせずに済みました。
丈夫な体に産んでくれた親に感謝しかありません。
過失割合について、私のドラレコが大きな決め手になったのと、相手がすんなりと非を認めたおかげで、かなり有利な示談に落ち着きそうです。
しかし、仮に相手の全面賠償となっても、車を買った時のお金がそのまま戻っては来るわけではありません。
全損だと、あくまで事故発生時の時価分しか戻ってこないので、同じ車を買おうとしたら懐を痛めることになります。
結果として、お金も時間も、多くのものを失いました。
次の車について。
もちろん、またジムニーに乗りたいです。
でも、新車ならまた1年以上待たなくてはなりません。
多少値は張りますが、新古車か、いい中古車があればそれにするか、まだわかりませんが、流石にもう少しジムニーに乗らせてください。
またジュラシックパークのステッカーを貼って、旅先のSAで子供に指さされながら、いろんな場所で、いろんな風を一緒に感じたい。
そう願うばかりです。
ドライバーの皆さんへ
絶対に安全運転でお願いします!!!!!!
もうこんな悲しい思いをする人を絶対に出さないでください。
今回は私が車を失う「だけ」で済んでいます。
もし私が高齢だったり、隣に赤ちゃんや妊婦を乗せていたら?
もし私が大型トラックに乗っていたら?
車を失うだけでは済みません。
もう双方自由に生きていけなくなるほどの損害となることもあり得た事故です。
教習所で習った基本を守りさえすれば多くの事故は防げます。
今一度、きちんと安全運転ができているか、ご確認ください。
また、いつも安全運転を心がけている方。
ありがとうございます。
しかし、どんなに安全運転をしていても、理不尽は起こります。
そんな理不尽に対して、可能な限りの準備をしておきましょう。
ドラレコは今や必須装備です。
保険の加入内容も今一度見直されるといいかもしれません。
車に不調があれば、些細なことでも専門家に見てもらいましょう。
後悔先に立たず。
最後に
秋の路を 駆るこの今の 時をうらみ
わが衣手は 露にぬれつつ
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
いつも遊んでくれる皆さんのおかげで、ふさぎ込まないでいられます。
これからも応援していただけると嬉しいです。
最後に宣伝させてください。
私は普段、VR空間からコンテンツをお届けするラジオ局のようなYouTubeチャンネルを運営しています。
また現在、VRでの読書を奨励するキャンペーン「VR読書週間2023」というものを開催予定です。
興味のある方、ご連絡いただければご案内いたしますので是非。