イーリスを終えて
前略 イーリスを応援してくれた皆様。
こんばんは。
Iris-VirtualCabaretClub- イーリス支配人だったじむの朔です。
最終日はバタバタしてしまい申し訳ありませんでした。
なんとか最後は挨拶できたのですが、ご挨拶できなかった方々も多く、心苦しく感じ、筆を執ることといたしました。
なお、このメッセージはあくまで私個人のものであることをご承知おきください。
振り返れば一年半以上も続きました当イベント。
VRChatではまだ「キャバクラ」というイベントは無かったため、ある種パイオニア的な存在でスタートいたしました。その際の各種SNSの盛り上がりはすさまじく、あの時感じたワクワクと、期待に対するプレッシャーは今でも忘れられません。
私は本オープン時より本格的に運営の中心としてイーリスに携わってきました。ご存知の通り(かは微妙ですが)、私はVRChatでイベント運営をするのは全くの初めてでした。案の定、至らない点が次から次へと出てきては悩み、スタッフはもちろん、お客様にもいつも助けられてきました。
イーリスはオーナーの咲月が総括で、私はあくまでそのお手伝いのつもりでした。例えるなら、咲月の掲げる理念を骨とし、キャストとワールドが肉、そして私はそれらがスムーズに動き、歩き出せるようにする神経のような役割です。
しかし、私がリクイン先であるため、お客様が最初に目にするスタッフの名前は紛れもなく私でした。いわば私がイーリスの「顔」でもあったと自負しています。さらに言えば参加者に当落のあるイベントのリクインを任されるというのは想像以上の責任を感じていました。この役割は私が信用されていなければ成り立たないと気づいたからです。そのために、かなりガチガチになってしまっていた時期もありました。
見ての通り私は真面目もいいところのカッチカチな性格です。お客様をご案内する際の振る舞いはRPではなく、素です(笑)。時には「怖がらせてしまったかな」と不安に思うこともありました。これはスタッフに対しても同様で、いまだに柔らかい雰囲気を作るのに苦労しています。
そう言った意味でも「虹ラジ!」の存在は非常に重要だったかもしれません。キャストの顔を見せることはもちろんですが、何より私の姿を皆様に見せる機会が毎週あったことは、非常に喜ばしいことでした。そして何より咲月ちゃんやスタッフが私をキャラクターとして引き立ててくれたことで皆さんからの好感を得られたのだと思います。
イーリスを運営するにあたり、失敗も後悔もたくさんしました。でもそれ以上に楽しさと、嬉しさと、充実を感じていました。イベントをするということは、どうしても単なる「遊び」とは少しずつ違ってきます。でも、ただ「遊ぶ」ことでは得られない刺激とかけがえのない思い出を得ることができます。
キャストが「こんなこと話して楽しかった」「お客さんに喜んでもらえた」と話してくれた時、お客様が「ゆっくり話を聞いてもらえてよかった」「雰囲気がすごくよかった」と言ってくださった時、とても嬉しかったです。
スムーズにお客さんを通せたとき、新しい企画がうまくいったときもすごく楽しかったです。
こんな機会に恵まれて本当に幸せでした。
これから何かを始めようと思っている方へ。
どうか、変化を恐れないでください。
何もしなくても、あなたの周りは大きく変化していきます。
どうせ変わるのなら、変わりたい方へ一歩を踏み出した方がきっと楽しいです。
私にとってイーリスがそうでしたから。
と、ここまでめっちゃ真面目に書いてしまったわけですが、私はVRChatを引退するわけでも何でもないので、また遊んでもらえればうれしいです!
あ、言ノ葉もよろしくお願いします!詳しくはTwitterみてください。
最後に。
イーリススタッフの皆さんへ、ここまでこんな私に任せてくれて、ありがとうございました。
お客様へ、今まで応援していただき、ありがとうございました。
草々
文責 じむの朔
追伸:今度は客としてVRキャバクラ行きたいです。