ノルマ制は外注先である演者に興行の経費を背負わせる不思議な制度
ノルマ制に関する根本的な疑問なんですが
— GY.Materials◆ノルマゼロ 70%バックライブ 777 7/17 西九条ブランニュー (@GYMaterials) January 11, 2021
「なぜ、興行における外注先である出演者が、興行主の金銭リスクを背負わねばならないんですか?」
会場費がかかる。それは解ります。会場費は外注費ですから。なぜ演者を外注扱いして外注費を出さないんですか?
飲食に例えれば会場費は家賃や光熱費です。
— GY.Materials◆ノルマゼロ 70%バックライブ 777 7/17 西九条ブランニュー (@GYMaterials) January 11, 2021
演者さんは調理場のスタッフです。どこの世界に調理場のスタッフに家賃や光熱費を押し付けて給料を払わない飲食店が有るんですか?
全く同じことが定着してしまっている興行の世界はこれを恥に思うべきなんです。
スタッフの給料も、家賃や光熱費も、すべてリスクとして持ち黒字を目指すのが商売として当たり前の姿。
— GY.Materials◆ノルマゼロ 70%バックライブ 777 7/17 西九条ブランニュー (@GYMaterials) January 11, 2021
同じように、会場費と演者さんへのギャランティ、すべてをリスクとして背負い黒字を目指す。それが興行主のあるべき姿です。
777はこの問いかけを実施しているにすぎません。
今現在もコロナ禍で興行を打たれる方いらっしゃいます。今は確かにライブハウス維持のため興行を行うこと自体に価値はあるとは思います。
— GY.Materials◆ノルマゼロ 70%バックライブ 777 7/17 西九条ブランニュー (@GYMaterials) January 11, 2021
ですが、だからと言って興行主が自身の金銭リスクを全て演者に押し付け、なんならそれで黒字を出すような構造を自分は肯定出来ません。
自分が努力をせずに維持できる構造を作り、それに甘え続けた結果、もう大阪では老舗と呼んでもいいぐらいの10年以上やられているイベンターさんのHPのアクセスは一日1桁で、ご本人も一切主催ライブの告知をやらない。そんなイベンターさんが大御所としていらっしゃいます。
— GY.Materials◆ノルマゼロ 70%バックライブ 777 7/17 西九条ブランニュー (@GYMaterials) January 11, 2021
こういう方が存在する事に対して疑問を持たないバンドさん側にも当然問題は有りますし、そう言うイベントにご出演されるから続いてしまうと言う問題もあります。
— GY.Materials◆ノルマゼロ 70%バックライブ 777 7/17 西九条ブランニュー (@GYMaterials) January 11, 2021
色々と付き合いがあるのも理解はしますが、仕事をしない人にお金を渡すべきではありません。バンドさんは出演するイベントをもう少し選んでいただければと思います。
— GY.Materials◆ノルマゼロ 70%バックライブ 777 7/17 西九条ブランニュー (@GYMaterials) January 11, 2021
まとめ
ノルマ制に関するツイートのまとめです。本来経費であり、経費である以上事業主が持つのが当たり前の会場費などをノルマと言う名目で演者に押し付ける、この慣習がものすごく疑問なんです。
出演してもらうと言う事は外注です。内装工事にせよ、あるいは商品の発注にせよ、外注先に経費を押し付ける慣習が根付いた業界って舞台意外には見られないもので、世の中としては異質と言わざるを得ないんですよね。
例えば会社の仕事の電話、社員の携帯電話にやらせた場合は基本料金などから使用時間を計算して、按分して経費として実費を支払うのが当然な訳で、これをやらない会社はブラック企業と言われても仕方ありません。ではそのおかしな慣習が通例として定着してしまっている舞台の業界はどうなのか。現状はブラック業界と言っても過言ではないと言うのが自分の認識です。
ブラック企業に慣れた人員はそのやり方を無意識のうちに人に押し付け、社内の空気を悪くするとはよく聞きますが、同じことがこの界隈では起こっています。発展性を著しく阻害する要因ですから、ノルマ制はなんとか脱却を目指していかねばならないと考えています。