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動画のシーンを切り取ったキャプチャを手軽に撮る方法
動画の内容やWebでのプレゼン資料を、記憶に残るかたちで残すのに苦労した経験はありませんか?
動画フレーム撮影機能を使えば、動画やMeet会議のスナップショットを一瞬で保存できます。
ウェブ上の動画サービスで学ぶ
動画共有サービスには楽しいコンテンツだけでなく、学習に役立つウェブ講座なども公開されています。どのような学習方法が合っているかは人それぞれですが、動画には視聴覚的に訴える効果がありますよね。
また、コロナ禍やリスキリングの追い風もあって、最近はウェブ講座に特化したサービスがたくさんあります。私もそのうちいくつかを利用したことがあります。
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動画の中の1シーンだけを残したい
こうしたコンテンツを視聴する際に、手元でメモを取っている方も多いと思います。これは記憶への定着をはかる効果があり、後から参照もしやすいという利点がある一方で、スライドの内容を単に書き写すのでは効率が良くないようにも感じられます。
もし動画のシーンやウェブ講座のプレゼン資料の部分だけスクリーンショットを切り取ることができたら、その内容をまとめたり思い出したりするのに便利そうです。ただしスクリーンショットで必要な部分のみを切り出すには、一般に手間がかかってしまいます。
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ウェブブラウザーのChromeでは最近、動画の上で右クリックすると「動画フレームをコピー」や「動画フレームに名前をつけて保存」といった項目が表示されるようになりました。これを利用すると動画の指定したシーンをコピーしたり、ローカルに保存できるようになります。
同じGoogleが開発しているYouTubeはこの機能に対応しており、最初の右クリックではYouTube用のメニューが出ますが、もう一度右クリックすると通常のコンテキストメニューが表示されます。ただ残念ながら、他の動画共有サービスや講座サービスはこうした操作に対応していないことが多いようです。
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動画フレームを範囲選択なしでキャプチャ
ブラウザ拡張機能版のGyazoには動画を含むページからこうした動画フレームのキャプチャを撮影する機能があり、カーソルで範囲を選択することなくシーンのみを切り抜けます。
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たとえばYouTubeでは、このようにプレイヤーなどの要素もなく動画の領域のみキャプチャすることができています。
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ほかの動画配信サービスではどうでしょうか?Udemyのオンラインコースでもこの通り。
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Twitchのようなライブ配信サービスでもキャプチャが可能です。
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そしてなんと、Meetのようなウェブ会議サービスでの画面共有にも対応しています。これなら投影されているプレゼン資料をすばやく保存することができますね。
動画の視覚的インデックスとして
YouTubeに関してはさらに、「キャプチャ元」から動画の再生時刻に直接ジャンプすることができます。このように動画への便利なリンクとして使うのもよいでしょう。
なお、動画内のコンテンツには著作権が発生している場合があるので、公開する際にはよく注意するようにしましょう。
それでは、よいスクリーンショットライフを!