ストーリーオブバニティ「001 コロナに直面したバンドマン」
今年はアルバムを出して
ツアーを回って
がんがん攻めようと思っていた2020年。
コロナが蔓延して
バニのライブは
3月で一旦ストップになった。
どこのバンドもそうだろうけど
うちも例外なく
こんなこと初めてで戸惑った。
予定がなくまっすぐ家に帰ってきて
ライブもない、スタジオもない。
こんなこと、この10年以上なかった。
新鮮といえば新鮮で
うれしいといえば、うれしい。
だってずーーーーっと走り続けてきたんだもの。こんなに休めることなんてなかったんだもの。
休んでしまおう!!!わーい!
なんて不謹慎に浮かれながらも
やっぱり
これから一体、どうなっちゃうんだろう?は
ずっとあった。
でもこれまで
「ライブに穴あけるイコールありえないこと」
で、生きてきた我々は、自分たちが元気でハコがやるって言ってるならやるしかないという意識しかなかったから、配信ライブもすぐやることにした。
いきなりワンマンだったけどw
(対バンがいるとクラスターの危険あるからね)
ところが!
配信ライブの前日にサポートのしょーんが発熱するという大ピンチに見舞われて、
ライブ穴あけしないぞ精神で生きてきた我々もこのときからとにかく熱がある人はライブハウスには入れない、
いくら気持ちがあってもライブに穴あけることになる、という現実を知った。
この現実はけっこう大きかった。
バンドマンの精神が変わるぞ、変わっちゃうぞ、、て思った。
それでも穴あけしないぞ精神でなんとかお願いして、急遽ピンチヒッターをMyベストテープのたにーにお願いして、難を逃れる。
(たにー!ありがとう!!!)
それからも呼んでもらえたらなんでも出たし、出れなかったライブの日は配信をした。
そして、ついにあーしの40才の誕生日に
ミニアルバム「tiny40」リリース。
うれしかったけど状況はよくなったり悪くなったりで、大きくは変わらず、ライブはかろうじてやっていたけど、配信だったり着席だったり、通常のライブとは違った。
そして、何より人がいなくなった。
お客さんが、ライブハウスにこれなくなった。
いつだってお客さんはそんなにいなかったけど
こんなにいなくなるなんて…。
ちょっと出てきた人気が振り出しに戻った気がしたね、あたしゃ。
何がつらかったって、それがいちばんつらかったなぁ。
これからリリースしたCD持ってみんなと遠征行ってライブ三昧しようと思ってたんだもの。
こんなのいつまでもやってられない。
なんとかしなきゃ…
悩む日々が始まった。
▶︎▶︎ストーリーオブバニティ
「002 コロナ禍でキレて思いついた企画とは」に続く
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